2022年5月13日金曜日

【新技術でパイオニアとなる】フェラーリ 初のEVモデル 四輪駆動2シーター 2025年以降投入

https://www.autocar.jp/post/516233


公開 : 2020.05.18 11:40

フェラーリ初のEVは、2025年以降の投入となるそうです。バッテリー技術が、ニーズを満たすレベルまで成熟するのに5年以上かかることが理由として挙げられています。魅力的なノイズの課題にも取り組んでいるそうです。

初の電動フェラーリ

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

2025年以降に発売予定の、初の電動フェラーリは、新技術を採用し、ブランドの伝統を引き継いだモデルとなると、コマーシャル&マーケティング部門を率いるエンリコ・ガリエラは述べている。

初のEVモデルの詳しい計画は、まだ明らかにされていないが、今年初めにリークした特許情報によると、各車輪にモーターが取り付けられた四輪駆動2シーターとなることがわかっている。

フェラーリSF90ストラダーレ・プラグインハイブリッド
フェラーリSF90ストラダーレ・プラグインハイブリッド

ガリエラは、少なくとも5年間は電動フェラーリの投入はないだろうと述べ、ピニンファリーナなどの新しい高級EVスーパーカーの登場によって、計画を変更することもないと断言している。

ガリエラはAUTOCARに対し「わたし達が、採用を検討している新しいテクノロジーで、市場に参入しようとしているライバルがいますが、それは特に問題ではありません」

「フェラーリだけを求めてくれる、カスタマーがいるからです」と語っている。

「それによって、わたし達が計画を早めることはありません」

「バッテリー技術の開発は、まだフェラーリのニーズを満たすレベルに到達していないと考えています。今後5年以内に到達することはないでしょう」

2032年に、英国での非電動モデルの販売が禁止された場合の対応について、ガリエラは「わたし達は、市場で戦うための、全ての規制に対応していきます」

「その規制に対する、特別な計画を立てる必要はないと考えています」と答えている。

フェラーリのDNA

ガリエラは、フェラーリEVの可能性を否定はしなかったが、計画は純粋に技術開発の進行具合に左右されるだろうと述べている。

「電動技術が開発されれば、ポジショニングに合うクルマを、生産することが可能となるでしょう」

フェラーリEVモデルの特許申請用資料
フェラーリEVモデルの特許申請用資料
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「しかし、電動のフェラーリを作ればいいというわけではありません。テクノロジーが鍵となります」
 
「新しいテクノロジーを導入する場合、新しいものを市場に投入する必要があります」

「フェラーリは、常に新しいテクノロジーに取り組んできました。その姿勢は、フェラーリのDNAそのものです」と述べている。

また、新しいSF90ストラダーレ・プラグインハイブリッドにより、フェラーリのカスタマーが、電動技術を受け入れていることが分かったと付け加えた。

「ユーザーは、早朝、EVモードで静かに自宅を出発した後、エンジンモードに切り替え、フェラーリの音を楽しんでいます」

エンジンノイズは、長年にわたり、フェラーリの「エモーショナル」な部分を支えてきた。

EVモデルで、それをどのように扱うか尋ねられた際、ガリエラは「いい質問ですね。わたし達は、その課題に懸命に取り組んでいます。解決策を見つけたかどうかについては、まだお話できません」

「しかし、その時がくれば、答えを出すでしょう。そして、それはきっとエレガントな答えとなるでしょう」と語っている。

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