2022年7月27日水曜日

「サル痘」欧米の患者ほとんど男性、飛沫による感染は、ほとんど無し。専門家、手洗いとうがいをしっかりして「冷静対応」呼びかけ

2022/07/27 08:51

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220726-OYT1T50062/

 世界保健機関(WHO)によると、感染が急拡大した欧米の患者はほとんどが男性で、男性間で性的な接触があったケースが多い。ただ、濃厚接触をすれば性別や年齢を問わず感染する。WHOは患者と同居する家族や医療従事者に注意を呼びかけている。

 厚労省の担当者は「性交渉だけが感染経路というわけではないため、偏見を持たないようにしてほしい。発疹などがあれば、身近な医療機関を受診し、手指消毒の徹底やマスク着用など基本的な感染対策をお願いしたい」と話す。

 サル痘に詳しい森川茂・岡山理科大教授(微生物学)は「サル痘は、 飛沫ひまつ 感染のリスクは少なく、感染者と肌が触れあうほどの濃厚接触で広がる。日本人は手洗いなどの感染対策が日常化している。患者を早期に把握して対策をとれば、国内での感染拡大は防げるはずだ」と話している。

 外務省は25日、感染症危険情報(4段階)でサル痘に関して全世界を対象にレベル1の「渡航に十分注意」を出した。新型コロナウイルスでは既に全世界にレベル1~3が出ており、上から2番目のレベル3(渡航中止勧告)が41か国に上る。


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