2022年7月27日水曜日

Zoom背景にQRコード Sansanのオンライン名刺の実力 アフターコロナ 仕事はこう変わる。コメント:QRコードのクラウド名刺交換サービスやクラウドで閲覧して頂ける履歴書、職歴書、住民票や戸籍謄本や免許証やビザ(査証)、国民健康保険証、障がい者手帳などの世界標準の統一規格が出来ると良いですね。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2006/04/news027.html

Sansan

Sansanは、名刺管理データサービスシェア84%、利用企業は7,000社(2021年1月時点)に及ぶ法人向け名刺管理サービスです。各種外部サービスとの連携にも優れているほか、名刺のオンライン化にも対応しており、ビジネスツールとしての使い勝手の良さに定評があります。 利用ライセンス数や機能によって、月額料金がその都度提示される仕組みです。
https://jp.sansan.com/

Eight

EightはAIと手入力を合わせたデータ入力で、名刺を自動的にデータ化できるアプリです。 氏名や役職での検索のほかに、メモの全文検索が可能な点など、検索性に優れています。また、名刺交換した相手が退職、転職した場合、そのデータが更新されると通知が届く仕組みになっており、最新の情報が反映されます。
https://go.8card.net/

2020年06月04日 07時00分 公開
[斎藤健二ITmedia]

アフターコロナ 仕事はこう変わる:

 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、業務の進め方を見直す企業が増えている。営業、在宅勤務、出張の是非、新たなITツール活用――先進的な取り組みや試行錯誤をしている企業の事例から、仕事のミライを考えていく。

連載第1回:“コロナ後”に焼き肉店が過去最高の売り上げ 中国で奮闘した日本人社長、汗と涙の全記録

連載第2回:コロナうつにならないために 従業員のメンタルケア、“不安とうまく付き合う”サポートが鍵

連載第3回:記者が体験した、Zoom発表会のベストプラクティス

連載第4回:freee佐々木大輔CEOがリモートワーク時代に1on1を重要視する真の理由――マネジャーが部下と信頼関係を築く要点

連載第5回:「出社する意味とは?」「作業机が激減?」 コロナ後のオフィスに起きる重大変化

連載第6回:テレワーク普及で企業の「スペース」はどうなる? 変わりゆく“空間の使い方”

連載第7回:本記事

 緊急事態宣言が解除されても、商談や会議の多くは対面には戻っていない。Zoomなどのビデオ会議を使ったやり取りは、コロナ禍のもとかなり普及し、一般的になってきた。ただし、初顔合わせの場がオンラインミーティングとなると、問題もある。その一つが名刺交換だ。

 こうした課題を解決しようと、クラウド名刺管理サービスを提供するSansanは、オンライン名刺サービスの提供に向けて動いている。具体的な活用法を聞いた。

名刺情報の入ったZoom用バーチャル背景を提供

 まずSansanが提供するオンライン名刺のイメージを見てみよう。実際にZoomミーティングのバーチャル背景として、Sansanが提供しているものがこれだ。

Sansan広報の武田春香氏

 オフィス風の写真をベースに、左上には名前とタイトルが、右上にはQRコードが表示されている。このQRコードを、スマホのカメラなどで読み取れば、名刺情報が表示されるようになっている。

 Sansanは、個人向けに無料で利用できるEightと、企業向けのSansanという、2種類のクラウド名刺サービスを提供している。このZoom用バーチャル背景は、Eightの機能の1つとして5月から提供を始めたもので、3週間で1万人がダウンロードしたという。

 PC版Eightにログインし、自分の名刺の下にある「オンライン名刺交換」を押すと、「オンライン商談用バーチャル背景」として、現在22種類が用意されている。

PC版Eightにログインし、自分の名刺の下にある「オンライン名刺交換」を押す
QRコードと名刺情報が含まれたバーチャル背景が22種類用意されております。
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オンライン名刺交換は、1日30件から450件に増加

 このQRコード、スマホで読み取ると相手のEightのWebページが表示され、そこからスマホの連絡先に取り込んだり、名刺の画像を保存したりできる。ただし、これだけでは名刺を受け取れても、“交換”にはならない。自分もEightのユーザーならば、スマホアプリを使うことで名刺情報が互いに登録され、“名刺交換”が実現することになる。

 QRコードは、相手に読み取ってもらう方法だが、自分の名刺情報を送信する機能もある。同じく「オンライン名刺交換」のページに記載されたURLや、プロフィールページに記載されたURLを、メールやチャットで相手に送信し、相手がそれを閲覧する方法だ。

 こうした仕組みでの名刺交換は、コロナ以前に比べて件数が増加している。直接URLを使った方法は、1年前の5月が平均で1日あたり1500件だったのに対し、2020年5月は2000件まで増加した。また、QRコードを使った名刺交換は、20年1月が30件/日だったのに対し、15倍の450件まで急速に増えてきた。

 5月4日に政府の専門家会議がまとめた「新しい生活様式」の提言では、「働き方の新しいスタイル」として、「名刺交換はオンライン」と記述されている。経団連も、新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインとして、「会議・イベント、採用説明会・面接、名刺交換などはオンラインで行うことも検討」とした。

経団連も、名刺交換のオンライン化に触れている

 SansanのQRコードを使ったオンライン名刺交換は、こうした提言への具体的なソリューションになりそうだ。Sansanの小池亮介PRマネージャーは、「一時期オンライン名刺を普及させようとトライしたが普及しなかった。しかし、いま世の中のニーズがやって来た。オンライン会議や、オンライン記者会見の登壇者背景として利用してほしいし、オフラインイベントでも、自己紹介などのスライドの背景に使えばすぐに名刺交換ができる」と、普及を意気込む。

統一規格のないオンライン名刺交換

 うまくできているEightのオンライン名刺交換だが、双方がEightユーザーでなければ交換にならないという課題もある。企業向けのクラウド名刺管理サービスであるSansanでも、URLを送り合うことで名刺交換ができる機能を開発しており、6月中旬に提供する予定だ。

 ただし、これらはそれぞれのサービスで閉じている。「6月中旬のタイミングでは(EightとSansanのオンライン名刺交換機能に)互換性はないが、その後、送られてきたものをどちらに登録するか決められるようにしていく予定だ」と小池氏は話す。

 Sansanは、法人向けクラウド名刺管理サービスで国内8割を超えるシェアを持つなど、この分野のガリバーだ。ただし、誰もがクラウド名刺管理サービスを利用しているわけではなく、企業での導入もまだ限られる。今後、広くオンライン名刺交換が普及していくには、トップ企業が仕様などをリードしつつも、特定の企業やサービスに閉じてしまわない仕組みを作っていくべきではないだろうか。

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