2024年6月3日月曜日

思わず二度見!? 「2機を半分に割ってくっつけました」驚愕ルックスの旅客機、何が強み? NASAなどが開発

 https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%80%9D%E3%82%8F%E3%81%9A%E4%BA%8C%E5%BA%A6%E8%A6%8B-2%E6%A9%9F%E3%82%92%E5%8D%8A%E5%88%86%E3%81%AB%E5%89%B2%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A3%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-%E9%A9%9A%E6%84%95%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%97%85%E5%AE%A2%E6%A9%9F-%E4%BD%95%E3%81%8C%E5%BC%B7%E3%81%BF-nasa%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%8C%E9%96%8B%E7%99%BA/ar-BB1nv1r9?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=5d9cd4908dde4220907f827962e40743&ei=16

競合は737?

 NASA(アメリカ航空宇宙局)とマサチューセッツ工科大学、Aurora Flight Sciencesなどが研究していた新型旅客機案「D8」は一般的な旅客機とは大きく異なる設計が特徴です。胴体が2機の旅客機を半分に割り、それをくっつけたような「ダブルバブル」構造なのです。この機にはどういったメリットがあるのでしょうか。

【写真】まじでキメラ… これが「機体を2つくっつけた旅客機」全貌です

D8のイメージ(画像:Aurora Flight Sciences)。© 乗りものニュース 提供

 D8は2016年に発表された時点では、既存機より50%以上も燃費効率が良く、航空会社の運航コストも削減できるとしていました。NASAが公開しているデータによると、競合機はボーイングのベストセラー機「737」で、180人の乗客を乗せ、約5560km(3000海里)の航続距離を持つとされています。

「ダブルバブル」構造とした理由のひとつは快適性の向上と見られます。737と同じキャパシティや全長感でありながら、客室のスペースがより広くなるとのこと。通路の数も737と異なり、2本です。またこうしたことで、乗客や貨物の搭降載に要する時間も削減できます。また、この構造を採用することで揚力アップにもつながり、効率の向上も期待できるとされています。

 エンジンは胴体最後部に載せられる形となっており、これによって胴体表面に流れる「境界層」と呼ばれる空気の流れを吸い込み、従来より効率の良い飛行を可能にするといいます。

 D8は当初2027年に運航開始とされてきました。しかし、2017年以降この機の開発状況の進捗が、ぱったりと公開されなくなっています。とはいえ、D8のエンジン配置などは、各社が近年打ち出している「将来の旅客機」の設計案でも多く採用されているなど、類似点が多く見られます。

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