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米Qualcommは5月21日(現地時間)、開発者が次世代のAI PC向けのWindowsアプリケーションを作成または体験を最適化するための開発キット「Snapdragon Dev Kit for Windows」を発表した。「Snapdragon X Elite」を搭載するコンパクトデスクトップ・フォームファクタのWindows 11 PCとなっており、20日にMicrosoftが発表した「Copilot+ PC」のハードウェア要件を満たしている。価格は899.99ドル。21日に予約受付を開始しており、6月18日に発売する。
Copilot+ PCは、AIモデルのオンデバイス実行による快適なAI体験を提供する新世代のAI PCである。Microsoftやパートナーメーカーが最初に発売するCopilot+ PCはSnapdragon Xシリーズを搭載しており、Snapdragon X Eliteは同シリーズの上位チップである。
Snapdragon Dev Kit for Windowsは、特別に性能を高めたDeveloper EditionのSnapdragon X Eliteを搭載している。12コアのOryon CPUと42MBキャッシュを内蔵し、マルチスレッド周波数は最大3.8GHz、デュアルコア・ブーストで最大4.3GHzに達する。Adreno GPUの演算性能は最大4.6TFLOPS、Hexagon NPUは最大45TOPSの処理性能を持つ。
メモリは32GB(LPDDR5x)、ストレージは512GB(NVMe)。ポート類は、USB 4(Type-C)x3、USB 3.2(Type-A)x2、HDMI、RJ45 Ethernet、3.5mmオーディオジャックを装備。最大3台のUHD(リフレッシュレート60Hz)モニターを接続できる。ワイヤレスは、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4(FastConnect 7800)に対応。本体サイズは199x175x35mm、重量は970gである。
開発者は、Visual Studio/VSCode、ランタイム、ライブラリ、フレームワークを含むWindows on Snapdragonツールチェーンを使用し、WindowsアプリケーションをSnapdragonに適応させ、LLM(大規模言語モデル)やLVM(大規模視覚モデル)をローカル実行する生成AIをシームレスに統合できる。
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