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悪くはないんですが。
IT仕事の、本質的に一番難しい部分は「何が問題なのか、そして何が解決可能なのかを知る」部分にあります。
そして業務の実体や自社が売ってる商品そのものを知らずに、その会社が抱えている問題を把握するのは非常に困難です。
そして問題が何にあるのかを分からずに「とりあえずDXだ!」ってやって、どこの現場も死屍累々なわけですよ。
その意味では、自社のIT人材に現場を経験させておくのは大切です。ダイニングセットのテーブルと椅子はセットで買われることもあれば別々にバラ売りされることもある、という知識が無いと在庫管理の設計で失敗しますし。特定の商品には消費期限があることや、カーテンの防炎性能には自社基準と法定基準の2つがあることなどは、知っておいて全く損はないですよ。
また、配送料がどのタイミングで計算されるべきかも、実務を知らないと難しいです。レジで加算するのと精算後にサービスカウンターで別精算するのと、タイミングの条件によって消費税が1円分変わって来ます。
1円分なんてどうでもいい、なんてやってレジ加算とサービスカウンター加算をごちゃ混ぜに集計すると、最後に違算が出て泣きながら1円の出所を探すハメになりますね。ええ。泣きながら探す羽目になるんです。ええ、泣きながら(そしてトラウマが蒸し返されて涙が流れる)
なので、現場経験はIT開発する人間にとっては非常に有用です。
ただ、問題は。
・そもそも開発経験がないと、何がITによって解決可能かがわからない。
新卒の学生にとって。大学で学んだ情報処理理論と、現場の実装面ではやはりかなり差があるので。果たして新卒で現場を見た時に、何が現実的な課題で、何にどの程度のコストと技術的ハードルがあるのか。なかなかその辺りの感覚が育つ前に現場を見ても、必ずしも自分の中のシステム化思考と結びつかないわけです。
・1年半遅れる問題
ドッグイヤーで技術トレンドが変わっていくITの世界で、1年半最先端のITに触れずに過ごすのは、技術者としてはかなり不安かも知れません。社内SEとしてのほほんとやっていけるのなら、それでも良いのでしょうが。なんとなく、時代遅れのローカルSEとしてうだつが上がらないまま、ぼんやりと若い時間を無為に過ごし。将来、ある日突然経営が変わって外部の最新の技術部隊が乗り込んできて仕事をそっくり掻っ攫われる、なんて未来もあり得るわけですね。
そのあたりの、本人のキャリア設計も含めて。会社がちゃんと面倒を見てやらないと、結局は人材が定着しないんじゃないかなと思いますね。
DXって難しいですよね。
だからこそ、本当のIT人材が重宝されるので、それはそれで既存の叩き上げIT人材なみなみなさまには美味しい時代ですやねー。
叩き上げのIT人材のみなみなさま!本当のIT人材として、重宝されるようになっていきましょうぜ!
ということで、ご質問にある、こちらのニトリの採用方針、ニトリさんもきっと相当の苦労があった上の施策なのでしょう。
が、ちょっとスジが悪いかも、と思ってます。(だからDXって難しいってことね)
基本的にニトリシステムは内製で、新人さんは、現場研修1.5年で、その間は週に1回、情シス部門の人とミーティングということのようですが、
物議をかもしている、のはなぜか、というと、
(私も含めさせていただきますけれども)「本物のIT人材」の皆々様からすると、現場研修に1年半も出ていたら、腕が鈍ってしかたなさすぎる。ですものねえ。
いやだわ、そんな仕事。絶対しないです。
本物のIT人材にすでに育っているからであろうと、本物のIT人材になろうと目指している途中であっても、、IT人材のプロになりたいのに、そんな仕事、長期間させられたら嫌やわ。
というのが正直な感想です。
いやむしろ、本物になりたければなりたいほどに、それは避けられる道なのではないかと思うのですよ。
自分が新人のころを思い出しても「本物のIT人材に!」と思ってニトリを一つの就職先の候補にしたとして、ガリガリにIT人材として育ちそうな仕事と、ニトリの現場研修を1.5年、教育のためにやるところでは、
ITのプロになりたいならどっちを選びやすいかというと、ニトリの方針は苦しいような気がします。
ニトリに入れるなら、その長期の現場研修を我慢して受け入れる、かどうか、の迷いがありそう。
ニトリに入れるなら仕方ないかー、みたいな。
でも、そういう仕方ないかー、は、本当の仕事での我慢してやらなきゃいけない、ってのとはちがうような気がするんですよね。
本当のIT人材を目指す人達は。新人だろうとなんだろうと、そんなことをさせられる会社さんにはそもそも応募しない、かもしれません。
現場の研修で1.5年とかって、IT人材のプロになる道とちがうやん。
私、いろんな仕事場でプロマネ、SE、プログラマー、それぞれ優れたIT人材の人たちと仕事してきたと思いますが、みんな現場を経験している、なんてことないですよ。
みなさんITは知ってますよ。現場に求められてるITは知ってたりします。
現場に求められているITを本当に知っている人のほうが、仕事ができる、ってのは確かです。
プロマネさんでも、営業さんでも、プログラム組む組まない関わらず、現場のITの事は知っているほうがお得なのはその通り。
でも、現場での仕事経験の有無は必須じゃない。
仕事デキる人IT人材としてキャリア積んできたからです。職場の掃除とかしていても、IT人材になれないですからね。その道のプロとしてのキャリアを積む必要があります。
仕事の効率化には分業分業が基本で、ITの人に、現場を学ばせるために現場仕事をさせるのは、非効率極まりなくないかと。
まあ、ニトリさんのようにビッグビジネスとして成功しているグループだから、できることだとは思います。でも非効率。
Googleの中の人とか、メガベンチャーの中の人とか、ITでバリバリ活躍している人が、1.5年も現場研修で仕事でIT関係なさそうな仕事、してきたからこそ、後々活躍できている?のか、っていうとそんなこと多分ないですよ。
もっと超極端な例だしますが、
GoogleMapの開発者がストリートビューを作る前とかにゼンリンの住宅地図を作るために現場で汗水たらして、住所のおうちの、表札をみて、表札を確認して地図に記入していく仕事を、1.5年かけて行ったから、それゆえに、ストリートビューが生まれました。
みたいなエピソード。あるわけねーじゃねーですか!!!
そんなことは絶対にないですよ。
「優秀なIT人材になるために、現場の求めていることを知らなければいけない。」
これは確かだと思います。
「優秀なIT人材になるために、現場の求めていることを知るために、その現場で仕事しなければいけない。」
そんな事ないっす。
ここ間違えやすいから。試験にでるからね!(でないでない)
ニトリみたいな大手でも間違うからね!あなたは間違えたらいけないよ!
「優秀なIT人材になるために、現場の求めていることを知らなければいけない。」
というのは、そこで仕事することなんじゃなくて、現場の人と、とても丁寧によいコミュニケーションを取る必要がある、ということです。
私はプログラミング側の人材なのでそこまでは必要ないんですが、大手で業務システムの仕様を理解してシステムを作る、いわゆる「優秀なIT人材」として想定される人にはそのような適切なコミュニケーションが超重要で必要となるでしょう。
そこには新人のIT人材の人の努力もありますが、現場の人がITシステムを作ってくれる相手に対して適切にコミュニケーションをとる努力、も求められるわけで、それができればIT人材として「現場を知ること」ができるでしょう。
ニトリのような大手のユーザー企業でもとめられるのは、ここね。現場の人とのコミュニケーション。コミュニケーションね。大事ね。
それができないからといって、IT人材が現場を直接、体感して知らなければいけない。いや、それ、非効率すぎますやん。
IT人材として知らなきゃいけないのは、現場の要望もですが、アジャイルで少しずつの導入で試験運用するとか、その段取りとか、たくさんあります。
その上で、ユーザー企業内のIT人材の方々が、仕様を理解した上で、より専門家のプログラマーと仕様のやり取りをして、システムを作っていく、という道筋が正しいところかと思います。
プログラミングの腕は内製するにはたぶん足りないと思うので、おそらく、外注する方が効率いいでしょうからねー。
ユーザー企業内のスキルだと常にプログラムの腕をあげている開発会社の人達よりもやっぱり苦しいものがあるでしょうから。
仕事は分業で効率よくなるものだし。そんな感じを受けました。
そういうのが正解かどうか、わかんないですけど。ニトリさんのビジネスはそもそもが大成功しているので、他で非効率でも十分にうまくいくと踏んでのこともあるのでしょうしね。
まあ、3000万くらいの年収もらえたら、前言ひるがえして、ニトリに転職しますけどね。
2000じゃあ、1.5年の研修は…どうかなー。迷うなー。我慢できるかなー。できないよなー、たぶん。
1000じゃ絶対しない。
あー、おじさんになると現金でいかんなー。
続報がでてましたね。
ニトリ、強さの秘密は「システム全て内製化」…優秀なエンジニアを囲い込み | ビジネスジャーナル
システム子会社をつくって、給与ベースを変えてるとか。なかなか意欲的。
成功する会社は、技術者を重宝する。
こういう会社を見習って、どんどん、技術者が重宝される社会にして日本の経済が盛り上がるようになってほしいです。
他の方も言ってますが、私は現場と話ができるエンジニアがいいエンジニアだと思うので現場研修を長めに取るのは賛成です。
ですが、一年半はエンジニアのキャリア的に長い気がします。ただし、これも前提があって
もともとコーディングやエンジニアリングの訓練を受けてる人に一年半は厳しいです。手を動かす期間が(業務時間内で)一年半もなくなるのは、新卒入社組ならキツいし、中途入社組も嫌がるでしょうね。1ヶ月くらいですね。3ヶ月出すなら、現場に出して役にたつものをコーディングして貰いましょう。それ以上はやめた方がいいかなぁと。もともとスキルある人を現場で長く使うのは勿体無い。
逆に、エンジニアの経験はないけど、エンジニアになりたい方をエンジニアの現場に入れる前に現場に出すなら、カリキュラムにもよりますがまぁありかなと思います。ガチの凄腕エンジニアと言うよりは、将来的に現場との折衝もできて自分も手を動かせる半コンサル的なエンジニア育成ルートならありですね。半年くらい現場研修して、次の半年はエンジニア研修も受けつつの現場研修、で、ラスト半年は現場で役にたつものを企画提案させて、エンジニア部門に配属したらそれを作ってもらうとかですね。
まぁ、上記はジャストアイディアですが、こんな感じで単純に現場丸投げはしてないならありじゃないですかね。ニトリは詳しくないですが、そうである事を祈ります。
逆に現場の人手が足りねーから、エンジニア育成を口実に頭数確保しようぜーだったらやめた方がいいですね。一年と半年と言うキリの悪い期間だとどちらとも取れるから困る。
現場研修終わった後はどうするんでしょうね。そこからは何年間も現場業務知識のキャッチアップ無しで開発続けるのでしょうか。そんなわけ無いと思うけどどうなんだろう。
そんな短期?集中的なやり方よりも、開発者が継続的に業務知識や現場課題を吸い上げられる仕組みを作った方が良いだろうと感じますね。もしかしたら、その辺り(現場の課題や改善提案が検知される仕組み)が、組織としてあまりにも未成熟なために、こんな非効率なやり方=現場に出なければ分からない!に行ってしまったのかなぁって思っちゃいました。
あと、エンジニアのキャリア的に1年半は長すぎって捉えられると思うので、人材確保にも苦労しそうです。
少なくとも自分は絶対無理ですね。理由は研修そのものではなく、これです。
そのためIT人材で入社した方も現場研修では顧客宅に車で訪問するケースも想定されますので、運転免許の取得をお願いしています。
自分は免許取れなくて挫折したくらいなので・・・仮に取れたとしても過集中するので100%事故を起こします。絶対運転したくないです。店舗だけではダメなのかなあ。
あとはIT関連の研修や業務とのバランスくらいですね。現場で働く経験自体はとてもいいと思います。
ニトリさんが本気でプロパーとして育てる気満々だったら、いいんじゃないでしょうか。
つまり、家具屋・雑貨屋でアイティーもわかる、というニトリでしか使えない人間になる気があるのなら、そこに入ってもいいでしょう。
それ、ほんとにITをやりたいなら、あまりいいキャリアパスに見えないんですよね。絶対転職しないという意味なので。社内では『儲けを生まない』裏方ですから、ここまで興隆、膨張したニトリさんです、そのうちコストカッターにならないといけない(か、普段から切りまくって筋肉質にちゃんとなってるか)。“絶対転職しない”と書きましたが、管理職になった途端くらいに、たぶん最後自分の首を切ることになります。
IT人材としては、ありえません。技術力が伸びず時間のムダです。
ただ、''ニトリのためのIT人材''としては、必要な研修なんだろうなと思います。
製造業など他社でもよくありますが、おそらく新入社員の多くがこの現場研修に参加すると思います。
正直、実態としてはただの労働者不足を補うためです。
しかし、この儀式のような体験が重要なのでしょう。
IT部署に配属されてもニトリの単なる一社員です。
これを経験することで他部署を理解し、知識だけでなく共通の経験として他の社員と共有することができます。(どこどこの現場は激務だった、どこどこのスタッフは変わった人だった等)
特に他部署との連携が大事なIT部署では求められる体験かもしれないと思います。
また、歴史のある日系企業の経営者や上司目線だと、若手は勝手に成長するものという捉え方でしょう。
現場をみて、勝手にITを勉強して、それを自力で現場に適応させ、社内政治なども自分で上手くやる、という考えだと思います。
まぁ大雑把にみると正しい部分もあるかもしれないですね、IT人材は自主学習と自走が非常に重要ですので、、、汗
リクにて。かつて、数社でIT人材でした、CIOとか情報システム部長とかそういうやつの。
あー、ダメだそりゃ。
1ヶ月もあれば充分だし、1年半は弊害の方が、圧倒的に大きいです。
そもそも、ITの世界で1年半ITじゃないことしろとか、他(社)のエンジニアより1年半遅れろという、死刑宣告に等しい。それを強要されるとわかれば、まともな能力の人材、来るわけがない。
現場重視は、非常にいいものです。私も、かつてある事業を推進する責任者の立場で、小売の店頭で一週間過ごしたことがあります。大変勉強になりました。1ヶ月いろと言われたら、仕事辞めると脅して撤回させたでしょう。まあそんなバカな社長じゃないので、そんな必要もありませんでしたが。
小売の現場のソリューションの構築には、仕組みはもとより、文化の理解までが必須です。逆に、それができれば、現場は、イシューごとに、調査で充分。何をトチ狂って、1年半とか言い出したのでしょう。
早晩、やめると思います。
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