https://www.businessinsider.jp/article/ex-waymo-ceo-john-krafcik-tesla-cybercab-robotaxi-av-compeition-2025-3/

退任を控えた2021年春、グーグル(Google)兄弟会社で自動運転技術を手がけるウェイモ(Waymo)のジョン・クラフチック最高経営責任者(CEO)は、テスラ(Tesla)を「実に優秀な運転支援システム」を持つ自動車メーカーと揶揄(やゆ)し、ロボットタクシー開発競争の真の競合相手との世間の見方を一蹴した。
あれから4年が過ぎた今も、クラフチック氏のテスラ評は変わっていない。同氏はBusiness Insiderのメール取材にこう応じた。
「テスラは10年近くウェイモと同じ土俵に立とうと奮闘してきましたが、まだそこにたどり着けていません。テスラにあるのは(先進)運転支援システムだけ。完全自動運転技術を実装した車両を公道で走らせ、乗車料金を徴収したことはまだ一度もないのです」
テスラは2024年10月、ハンドルなしの2人乗りロボタクシー「サイバーキャブ(Cybercab)」および最大20人乗りの自動運転大型バン「ロボバン(Robovan)」の試作車を公開したが、米ウォール街の金融関係者には響かなかったのか、直後にテスラ株は大幅下落した。
クラフチック氏の見解も全く同じだった。お披露目イベントの直後、彼はBusiness Insiderにこう語っている。
「ある企業が安全性の担保された使いやすいロボットタクシーサービスを構築しようと徹底的に考え抜いたとすれば、今回テスラが披露したようなものは出てこないように思います」
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