Googleが無人バイクを開発中?自動運転は世界を席巻するか
Googleは自立走行の研究にかけては自動車メーカーを凌ぐほどに精力的に推進しているが、いよいよオートバイにまで手を伸ばしてきている。2004年に開催された自動運転のコンペティションであるDARPAグランドチャレンジで自立走行バイクを出展した一人、アンソニー・レバンドフスキー氏をGoogleは雇い入れたのである。
上記の動画は2008年に公開された、ごく初期の自立走行オートバイGhostrider bikeだ。ステレオカメラやGPSなどをリアルタイムで処理し走行をする様子が伝わってくる。だが、これを見る限り発信直後や停止直前の不安定さ、電子デバイスを満載した機体など実用には程遠いように見受けられる。特に極低速時に補助輪を使っての走行は危険なのではないか?と思えるほどだ。
ただし、他社の研究成果ではあるがジャイロ機構で完全自立する二輪走行モービルも存在するので、将来的にはこういった技術と組み合わせていけば、無人によるピザの配送やAmazonの配達なども可能になっていくのではないだろうか。
Googleの自動運転に対しての要素技術自体はすでに完成の域に達しており、その核であるGoogleマップやクラウドコンピューティング技術、通信技術は自動車業界からも支持を受けている。
残る課題は自社で製造するのか、他社にライセンス供与するのかの選択なのではないだろうか。特に二輪での自立自動運転が成功すれば、先進国が牽引していた自動運転市場に途上国が参入する可能性が多いに広がってくる。交通カオスといわれるインドなどでは自動運転は安全な交通のためのアイテムとして大いに役立つかもしれない。
*参考:Google plans driverless robot motorbike | Mail Online、Google to Test Riderless Motorcycle? [Video] – autoevolution、Lit Motors C-1 Stabilization System Patented [Video] – autoevolution
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