2022年7月13日水曜日

日米間で最大規模の海底ケーブル敷設 4K動画875万回を同時再生

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2022年07月12日 20:06  朝日新聞デジタル

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写真NTT本社の看板=東京・大手町
NTT本社の看板=東京・大手町

 NTTなどは12日、日米間では最大の通信容量となる海底ケーブルを敷設すると発表した。総事業費は約600億円。IT大手や通信事業者を顧客として2024年末に運用を始める予定だ。


 通信容量は約350テラbpsを見込み、計算上は高画質の4K動画を同時に875万回再生できる。太平洋を横断するケーブルの総延長は約1万キロ。日本側の陸揚げ予定地は千葉県南房総市と三重県志摩市の2カ所で、近海での災害に備えてリスクを分散する狙いもある。NTTグループのほか、三井物産とJA三井リースが出資して事業会社をつくる。


 NTTによると、社会のデジタル化が進むため、米国とアジアの間でのデータ通信量は年3割以上のペースで増えると予想されている。両地域を結ぶケーブル網のハブ(結節点)としては台湾やフィリピンが選ばれる例もあるが、政治的な安定性などから日本への需要は根強いという。(鈴木康朗)


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