2025年3月22日土曜日

7km先のドローンを無力化する、電子戦用ハンドガンシステム「Dronebuster」2025-3-17 コメント:レーダーとスマホの5G電波塔は、同じミリ波レーダーで、人体に有害で赤ちゃんを流産しやすいです。男性は精子が出来なくなったりします。



防衛技術企業である米DZYNE Technologiesは2025年2月18日、電子戦ドローン対策システム「Dronebuster Detect, Track, Identify, Mitigate(DTIM)Kit」を発表した。このキットは、ハンドガン形態で可搬型を特徴とした、ドローン対策の統合ソリューションだ。

同キットの重量は4kg未満で、小型無人航空システム(C-sUAS)の脅威に対応する。キットの構成は、脅威となるドローンを機能停止させる「mitigation system」と、検出などの機能を持つ「DTI System」からなる。

Dronebuster DTIM Kit

DTI Systemのうち「検出機能」は、400MHz~6GHzの広帯域アンテナシステムで、最大7km離れたドローンを検出する。また、「追跡機能」はドローンの位置を検出し、RF方向探知技術により脅威の方位を特定する。

「識別機能」は、四半期ごとに更新されるドローンライブラリとAI(人工知能)、ML(機械学習)を搭載したアルゴリズムが特徴で、ドローンの識別を容易にする。世界で2000台以上の販売実績を持つDronebuster mitigation systemは「無力化機能」を提供する。

DZYNE TechnologiesのCEOであるMatthew McCue氏は、同キットが単なる検出システムとしてではなく、リアルタイムに脅威を排除する手段になると説明した。さらに、ドローンによるリスクが増大するなか、同キットが戦場での優位性を確保する手段になると強調した。

関連情報

DZYNE Unveils U.S.-Made Wearable Dronebuster® DTIM Kit: A Handheld, Operator-Driven System for Detecting and Defeating C-sUAS Threats in Any Scenario

Raytheon、アメリカ陸軍のドローン迎撃システム「LIDS」に提供するレーダーとエフェクターを紹介

RTXコーポレーションの一部門であるRaytheonは2024年2月8日、アメリカ陸軍のドローン迎撃システム「LIDS」に提供する「KuRFSレーダー」と「Coyoteエフェクター」を紹介した。

Kuバンドの360度脅威検知センサーを備えたKuRFSレーダーとローコストで高効率な迎撃システムであるCoyoteエフェクターは、LIDS(Low, slow, small, unmanned aircraft Integrated Defeat System)の重要な構成要素だ。ドローンなどのUAS(Unmanned Aircraft Systems:無人航空機システム)の脅威に対し、防衛に不可欠な検知および撃破能力を提供する。

マルチミッションに対応するKuRFSレーダーは非常に高精度で、9mm弾さえ検出可能。誤警報や目標喪失もほとんど起こさない。本物のターゲットと反射(ノイズ)との識別も可能だ。固定式(KuRFS)と移動式(Ku720)があるため、柔軟な配置にも対応できる。Coyoteエフェクターは、ほかのシステムよりも長距離および高高度でドローンを撃墜できる。Coyote Block 2キネティックエフェクターは単体のドローンだけでなく、さまざまなサイズや機動性を有するドローン群も撃破可能だ。

2023年に実施されたテストでKuRFSレーダーは、30機を超える無人航空機群を検知し、追跡することに成功した。Coyoteエフェクターは、単体および群のターゲットを複数撃墜し、複数の脅威を撃破するのにかかる交戦時間の短縮を実証している。アメリカ陸軍は、2024年後半に次回のテストを実施する予定だ。

関連情報

News | Meet the US Army’s LIDS: A sure shot against drones | Raytheon

米防衛関連企業が小型無人機「Coyote Block 2」などによるドローン迎撃テストをYouTube公開

防衛/航空宇宙事業を展開する米Raytheon Technologiesは2022年1月8日、「対無人航空機システム(C-UAS)」によるドローン迎撃テストの様子をYouTubeで公開した。テストは2021年8月の10日間にわたり、傘下のRaytheon Missiles & Defenseが米陸軍の統合火器/迅速能力局(IF/RCO)と共同で実施した。

ドローンを迎撃するC-UASは、小型無人機「Coyote Block 2」と、ドローン探知用の精密ターゲティングレーダー「KuRFS」および車載用に小型化された「Ku-720」で構成される。標的には、サイズや運動性能の違いで定められた3つのグループに分類されるドローンを使用した。テストは成功し、C-UASは単独/複数で飛来したすべての標的を探知して撃ち落とした。

C-UASを開発する背景には近年、ドローンを使用した攻撃方法が複雑化し、単一用途の防御システムでは対処能力が不足する問題がある。この点でRaytheon Missiles & Defenseは「多層防衛」アプローチを採用。つまり、複数のC-UASをレイヤー状に配備して、あらゆるドローン攻撃の場面に対応できる統合的な防御能力を目指している。

短距離防空/迅速開発プログラムを担当するAbel Ghanooniシニアディレクターは「これらのテストによりCoyoteとKu-720の世界各地への展開が可能になり、軍関係者と重要な資産を敵対勢力のドローンから防衛できる」と語った。

関連リンク

Defeating drones: Demonstration in the desert

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