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川崎重工業は開発中の水素液化プラント向け遠心式水素圧縮機「KM Comp―H2=イメージ」の実証設備の建設を、播磨工場(兵庫県播磨町)で始めた。同装置は水素液化プラント向けとして世界初となる。11月の完成に向けて建設を進めて、完成後には1年間の実証運転を実施する予定。
同装置の開発・実証は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「水素液化機向け大型高効率機器の開発」として実施している。今回、実証機の製造を完了し、実証設備の建設に着手した。
同装置は液化水素の原料となる水素ガスを冷却するために使う冷却用水素ガスを昇圧するプロセスを担う。主要部品の新たな羽根車を開発し、大流量化に対応できる遠心式なども採用。従来機比で設置面積を7分の1まで縮小した。これらの技術開発により、従来機と比べて高効率、高昇圧、省フットプリントを実現した。
日刊工業新聞 2025年03月31日
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