がんの治療といえば、手術や抗がん剤など、身体に負担のかかるものでした。ところがアメリカの研究グループが、『がん細胞を健康な細胞に戻す』という、画期的な治療法を発表しました。 がん細胞も、もともとは健康な細胞でした。それが何かのきっかけ(化学物質やウイルス感染)で突然変異を起こしてしまい、異常な細胞になったものががんです。 逆に、細胞ががん化してしまった後でも、microRNAを正常に戻せば、がんの成長が止まり、正常な細胞に戻すことができたのです。 今回の実験で、『接着タンパク質』と『microRNA』という、かけ離れた物質同士に相互作用があることがわかったことは、今後のがん治療に光をさすかもしれません 厳しい化学療法や手術を必要とせずにがん治療ができる未来がくるかもしれない メイヨークリニック Kourtidis博士 いまのところ、がん細胞が元の正常な細胞に戻ったのは、急性の乳がん、肺がん、膀胱がんの場合のみですが、今後の研究に期待です。がんはもともと『普通の細胞』
接着タンパクが、がんを増やす
がんの成長を止める相棒
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