2015年9月4日金曜日

従来の検査よりも8ヶ月早く乳がんの発生を予測できる血液検査が登場する予感です。






乳がんを患った女性の将来的な再発予測を目的とした、実験的な血液検査の技術を開発したとの研究論文が26日、米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)で発表されました。この新規検査法によって、新たな癌が検出可能となる数か月前に、腫瘍の発生を予測できる可能性があるそうです。
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新規:乳がん血液検査

発表されたこの検査技術は、血流を循環するがんのDNAを検出する仕組みです。
この検査方法が実施可能となるまでには、あと数年はかかるそうですが、この技術は「がんの個別化治療」を向上させる助けになるとともに、「将来の新規がん治療法」の発見に助力してくれる可能性があるとのこと。

試験内容

● 化学療法と乳がんの切除手術をすでに受けたことがあり、初期病変のある乳がん患者:55人から、腫瘍と血液のサンプルを採取。外科手術の直後と、追跡検査として6か月ごとに血液検査を実施しています。

結果…

がんが再発した女性:15人中12人で、再発を血液検査で正確に予測できたことが掲載されています。
この新規・血液検査では、従来型の検査でがん腫瘍が明白に検出可能になるより、平均して約8か月早い時点で、がんが検出されていたそう。

あとがき

論文の執筆者で、英がん研究所(Institute of Cancer Research、ICR)の分子腫瘍学チームを主導するニコラス・ターナー(Nicholas Turner)氏は、この新規・血液検査について下記のようにコメントしています。
今回の研究で示されたことは、簡単な血液検査でも、どの患者に乳がんの再発が起きるかを現在の技術よりはるかに早く・正確に予測する可能性を秘めているということ
再発の予測において、この種の血液検査が利用可能であることを示したのは、われわれが初めてだ
同時に、ターナー氏は、この血液検査は費用効率が高いなど、実行する上において、まだいくつか問題があることを指摘。
「今回の血液検査が病院で利用可能になるまでは、数年ほどかかると見込まれるが、来年から大規模な臨床試験を実施していくことで、その日が来るのを早めたいと考えている」と話しています。
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関連情報その1:

副作用ほとんどない抗がん剤(ペプチド(アミノ酸化合物))、浜松医科大が開発

http://neovisionconsulting.blogspot.jp/2015/09/blog-post_77.html

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関連情報その2:

ウイルス療法でがんをたたく(藤堂具紀さん=東京大学医科学研究所教授/脳神経外科医) 

http://neovisionconsulting.blogspot.jp/2015/06/blog-post_13.html

関連情報その3:


ガンの救世主はナマコ!ナマコがガン細胞を95%消滅させる!特に乳がんに効果的!

http://neovisionconsulting.blogspot.jp/2015/05/952015_26.html

関連情報その4:

患者に朗報!肝がんに効く薬が初めて出現 穏和な副作用で生存期間を延ばす新しい分子標的薬
HTTP://NEOVISIONCONSULTING.BLOGSPOT.JP/2015/09/BLOG-POST_89.HTML
関連情報その5:
世界初、切らずに治す乳がん治療 早期乳がんの陽子線による単独治療の 1 例 目 を無事終了
http://neovisionconsulting.blogspot.jp/2015/10/1.html









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