2016年1月22日金曜日

肝臓がんに、電気凝固法でラジオ波、マイクロ波があります。


引用元:
http://www.gan-info.com/185.html



がん(癌)の治療法である電気凝固法について解説しています!
電気凝固法 電気凝固法(でんきぎょうこほう)とは、電流を用いてがんを死滅させる治療法です。

電気凝固法ではがんの腫瘍に針を挿し、高周波電流を通電し、熱エネルギーを発生させてがん細胞を凝固させることでがんを死滅させます。

がんの治療としてはまだ新しい治療法ですので、まだ十分な臨床結果が得られていません。

電気凝固法はがんの治療の他にもわきがや脱毛の治療に用いられています。

がん治療における電気凝固法の例

 がん治療における電気凝固法としては、主に肝臓がんで行われている「マイクロ波焼灼療法(PMCT)」と「ラジオ波焼灼療法(RFA)」が有名です。

マイクロ波焼灼療法は、電極を腫瘍に差し込んでマイクロ波による高熱を発生させることで、腫瘍を凝固・死滅させる治療法です。直径およそ1~2センチの範囲を凝固させることができます。

一方ラジオ波焼灼療法は、より低温のラジオ波を使った方法で、マイクロ波よりも広い範囲の治療が可能です。基本的には、「腫瘍のサイズが3センチ以内・個数が3個以内」の肝臓がんに適応されます。

マイクロ波よりも治療にかかる期間を短縮できることから、現在ではラジオ波のほうが広く行われています。これらの治療法は肝臓がんの「局所療法」と呼ばれ、肝機能が低下した患者さんにも実施できる点が最大のメリットです。

肝臓がんの手術(肝切除)は、ある程度の肝機能が残っている場合にしか行えませんが、マイクロ波やラジオ波を使った電気凝固法は、肝障害度がB~Cの患者さんにも行える可能性があります。

もう一つ、がん治療で行われている電気凝固法が「神経ブロック」です。電気を通して神経の成分(タンパク質)を凝固させることで、がんのつらい痛みを和らげます。

特に末期がんでは、「がん性疼痛」と呼ばれる独特の痛みに悩まされることが多いため、それを緩和させるために神経を一時的に遮断することがあります。

電気凝固法による神経ブロックは、ブロック注射よりも効果が長く持続し、また副作用も少ないことから、広く行われている治療法です。

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