● アブラナ科の野菜
アブラナ科の野菜は株、キャベツ、カリフラワー、水菜などがあります。
これらの野菜は「抗がん剤」として精力的に研究されている、硫黄化合物の「グルコシノレート」が存在していることが強みです。
この物質がDNAの変異を起こす発がん細胞を不活化して、死ぬように誘導するので、がんのリスクを減らしてくれます。
強い抗酸化作用を持つ野菜といえば、ほうれん草やケールといった濃い緑色の葉を持つ野菜です。
乳がんのリスクを減らす成分「ルティン」や「ゼアキサンチン」が含まれています。
同様に高い抗酸化物質を含むトマトも効果的。「リコピン」が豊富に含まれています。このように統計解析の結果では野菜の消費と乳がんには関係性があることが判ります。
● エキストラバージンオイル
高レベルの抗酸化剤と栄養素が含まれているこのオイルには、「オレオカンタール」という成分が、がん細胞を殺す効果があると判っており、とても注目を集めています。
ちなみにスペインのナパーラ大学によって行われた研究では、地中海海岸の食事でエキストラバージンオイルを摂取していた女性は、少量、もしくは全く摂取していなかった女性たちに比べ、今後5年間で乳がんになるリスクが、なんと62%も低くなることを示しました。
そのほかにも、イソフラボンが豊富な大豆製品は、乳がん発生率の減少と関連していることがアメリカの国立がん研究所の研究によって明らかになっていますし、アメリカにおいて、急速に消費量が伸びている亜麻仁(アマニ)も効果的です。
これにはポリフェノールの一種である「リグナン」という成分が含まれており、女性ホルモンであるエストロゲンと同様の作用を見せるため、女性特有の病気には効果があると言われています。
確かにがんが発生しないように効果的な食材を摂り入れることは大事ですが、早期発見定期健診も大事です。
また発症要因となる環境や習慣性も注意したいところです。次回発症要因についてお伝えしたいと思います。
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