引用元:
http://diamond.jp/articles/-/1840
――今年の花粉は早い! 早めのご準備を
今年のスギ花粉は、環境省の昨年末の発表によると通常より1、2週間早く飛び始めるようです。早い地域では花粉が飛翔を開始する時期まで1カ月をきりました。そろそろ準備を始めましょう。
花粉症を始め、喘息、アトピー性湿疹、食物アレルギーなどのアレルギー疾患は、通常は無害な物質や刺激に対して免疫システムが過剰に反応している状態です。近年、日本を含む先進国で急速に増加しています。この理由は明確ではありませんが、豊かで便利、清潔な暮らしをもたらしたものに関連する何かが、自然の一部である人間の体内環境のバランスを崩したことによるのかもしれません。
日本人の2~3割は花粉症だといわれます。2006年の東京都の調査によると、都民の28.2パーセントが花粉症であると推定されて、この割合は10年前と比べてなんと1.5倍に増加しています。
花粉症の人は、
すい臓ガン、脳腫瘍の発症リスクが半減
さて、花粉症の方の憂鬱な気分を軽くするために、こんな話題は少し役立つでしょうか。花粉症のようなアレルギー症状をもつ人で、いくつかのガンの発症が少ないことが報告されています。
花粉症などのアレルギー症状をもつ人々は、アレルギー症状のない人と比べて、すい臓ガン、大腸ガン、食道ガン、胃ガン、口腔ガン、子宮体ガン、脳腫瘍などの発症リスクが低下するようです。
例えば、花粉症の人は、すい臓ガンのリスクが57パーセント低下して、最も一般的な脳腫瘍である神経膠腫の発症リスクが45パーセント低下するという研究報告があります。
複数のアレルギー症状を持つ人でこの恩恵は大きいようです。2万人以上の女性を対象に、アレルギー症状と大腸ガンの関係を調べた研究で、花粉症などのアレルギー症状を1つだけもつ人より、2つ以上もつ人で大腸ガンの発症リスクが大きく低下することがわかりました。
また、アレルギー疾患には予防だけでなく、ガンによっては発症後の進行を抑える効果もあるかもしれません。別の研究が、花粉症などアレルギー症状のある人は、大腸ガンによる死亡率が低下することを発見しています。
花粉症の過敏免疫が
ガン細胞をまめに破壊!?
花粉症は、よく知られているように、本来は無害な花粉を、免疫システムが撃退するべき外敵と誤解し過剰反応をすることで引き起こされます。
この花粉症などのアレルギー症状における免疫システムの過剰反応は、他方で、免疫システムの監視機能が強化されていることを意味します。これが、ガンの発症を防ぐ効果を
もたらすのだろうと考えられています。
1つの細胞がガン化しても、通常は、免疫システムがガン化した異常細胞を発見して破壊します。この免疫システムの働きによって、ガン細胞の多くは排除されます。しかし、ガン細胞が免疫系の監視をくぐりぬけたり、免疫系の機能低下などで破壊されないと、ガン細胞は増殖してかたまり(悪性腫瘍)となり、免疫システムでは破壊が困難になります。花粉症の過敏な免疫は、ガン化した異常細胞をまめに発見して破壊してくれるのかもしれません。
しかし、残念ながら、すべてのガンに予防効果があるわけではなく、例えば、肺ガンや乳ガンなどではこの予防効果はみられないようです。どうやら特定の部位に関連したメカニズムがあるようです。
花粉症の予防に
プロバイオティクス食品
今年の花粉の量は、昨春に比べて関東や東北では少なめ、東海、北陸から九州地方にかけては多めということです。少ないといっても、花粉症の症状を引き起こすには十分な量の花粉が飛ぶということですから、花粉症の方は準備を怠りなく。花粉症でない方も突然に発症することがありますから油断はできません。
花粉症は、免疫システムが花粉を異物と誤解してIgE抗体をつくることから始まります。この抗体が付着した肥満細胞が、鼻などの粘膜にたくさん蓄積されると、花粉症を発症する準備が整います。新たに侵入してきた花粉が、この肥満細胞でIgE抗体と結合すると花粉症の症状を引き起こす物質が放出されます。
花粉症の方の対策はもとより花粉症の予防も花粉を回避することにつきますが、乳酸菌食品も予防に役立つかもしれません。乳酸菌が生きたまま腸に届くプロバイオティクスのヨーグルトや乳酸菌飲料には、IgE抗体の生産を抑える働きがあることが報告されています。ただし効果が出るまで時間がかかりますので、早めに食べ始めることが必要です。
なお、花粉症の健康食品として良く知られている甜茶やシソなどは、ヒスタミンのような直接に症状を引き起こす物質の作用を抑えて症状を和らげます。
また、もし症状が出た場合は、医療機関を受診することが確実な症状の緩和につながります。例年の症状が重い方は、早めに治療を受けることで軽くすることができるでしょう。
花粉症の人は癌になりにくい?
この記事の目次
1.花粉症は罪深い
花粉症を患う方にとっては、今年も憂鬱な季節が近づいてきました。
人は寒さが和らぐと気分も穏やかになり、身体を動かしたくなるものですが、
外にでると花粉症の症状がひどくなってしまうため、どうしても外出するのが
億劫になってしまいがちですよね。
外にでると花粉症の症状がひどくなってしまうため、どうしても外出するのが
億劫になってしまいがちですよね。
一年で最も活動したくなる時期に、外出を控えざるを得ないのですから、
花粉症は罪深くて、やっかいな病気ですね・・・。
花粉症は罪深くて、やっかいな病気ですね・・・。
そんな花粉症患者さんにとって、ほんの少しだけ良いニュース。
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2.花粉症は癌にならない?
《デイリーニュース》 2016年2月7日 『花粉症患者は、ガンによる死亡率が52パーセントも低い』
(前略)花粉症のスペシャリストである、東京新宿メディカルセンターの石井正則医師によると、昨年10月に、東京大学医学部研究チームの発表で、 花粉症のある患者の8,800人を追跡調査を行ったところ、そうでない人と比べると、ガンによる死亡率が52パーセントも低いことがわかったという。 (以下省略)
花粉症を患う人は、癌を患って死亡する確率が低いそうな。
花粉症の症状が軽減するわけではありませんが、癌と言えばイメージ的には、
最も患いたくない病気でしょうから、気休めくらいにはなりそうです。
花粉症の症状が軽減するわけではありませんが、癌と言えばイメージ的には、
最も患いたくない病気でしょうから、気休めくらいにはなりそうです。
健康的な人であっても、自覚していないだけで、癌細胞が発現しては消えていくものです。
その際、勝手に消えてくれるわけではなく、免疫細胞によって癌が大きくなって、
健康に支障をきたす前に処理されているわけです。
その際、勝手に消えてくれるわけではなく、免疫細胞によって癌が大きくなって、
健康に支障をきたす前に処理されているわけです。
3.花粉症患者が癌になりにくい理由
花粉症は、免疫の過剰反応によって症状を引き起こしていると考えられています。
言い換えると、体内に異物が侵入した際の防衛力が普通の人よりも強力という事です。
言い換えると、体内に異物が侵入した際の防衛力が普通の人よりも強力という事です。
本来なら、異物として免疫が反応しないはずの花粉に対しても、
免疫システムが働くくらいですから、癌細胞が大きくなる前に処理される
確率が高くなると考えれば、話の整合性が取れていますね。
免疫システムが働くくらいですから、癌細胞が大きくなる前に処理される
確率が高くなると考えれば、話の整合性が取れていますね。
アトピー性皮膚炎の原因も、免疫の過剰反応だと考えられていますので、
同様に調査をすれば、花粉症と同様に癌の死亡率が低いという統計結果になりそうです。
同様に調査をすれば、花粉症と同様に癌の死亡率が低いという統計結果になりそうです。
ところで、毎年花粉症に悩まされていても、高齢になると花粉症が治るという例は珍しくありません。
この場合は、加齢に伴って免疫力が低下したためだと考えるのが妥当なんでしょうね。
そう考えると、歳をとってから花粉症が治っても素直には喜べないような・・・。
この場合は、加齢に伴って免疫力が低下したためだと考えるのが妥当なんでしょうね。
そう考えると、歳をとってから花粉症が治っても素直には喜べないような・・・。
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