引用元:
http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/report/105.html
No.1052013年年9月19日
覚えていますでしょうか。第1話で、東田さんが半沢さんに言った言葉です。
銀行員は汚い金貸し、自分の存在の小ささを思い知らされたあの日の雨。思うと、半沢さんの悲しみは雨とともにありました。
お金の価値を知らされたあの日
あの雨の日、泥にまみれて土下座をしていた父、その父の手を傘を差したまま振り払った若き日の大和田常務。
生涯忘れられないあの光景
そして、決戦間近の銀行前。傘もないまま雨に降られて走ってきた半沢さんに水しぶきをかけながら通過していく黒塗りの車。そこから降り立つのは、傘を差した大和田常務。
かたやずぶ濡れ
「半沢直樹」の撮影はとても天気に恵まれていました。雨が降ると撮影が中止になってしまったりするのですが、このドラマは一日として雨天中止がありませんでした!これはすごいことだと思います。
鬼軍曹日記に以前登場していますが、雨のシーンは「雨降らし」と言って、人工的に雨を降らせて撮影します。雨の強さとか調整できるし、実際に降っているのではないので、スタッフが機敏に動けていいのです!そして何と言っても機材に優しい!
雨を降らすための大きな機材が入っていて、通りかかる人たちも「何だろう?」と興味津々。
これは目を引く…
車を止めさせた大和田常務と、雨よけのカバンを下ろす半沢さん。
監督「お互いの距離を詰めて。どちらかと言うと、常務が寄ってきます。熱くなる半沢さんと、相変わらずな常務の対比を見せてください。雨の中だから少し大きめの声で。」
まだ乾いてますがこのあとびしょ濡れ
ベースとなる雨と、お二人の芝居場近くの強めな雨を降らすスタッフさんが全体の様子を見ながら監督の指示で雨の量を調整します。
この「車からはねる」水しぶきというのが結構難しい!実際には晴れていますし、そこに水溜りがあるわけでもなく、雰囲気として結構な水しぶきをかけたいし…さまざまな手法が試されます。
意外と古風なことまで試してみます
思い切り水をかぶる堺さん
近くにいるスタッフ、モニターで見ているスタッフ「痛そう…」とつぶやいてしまうくらい。でも堺さんはそんなことはまったく言わず、静かにそしてとても穏やかに本番を待ちます。暑い暑い夏の日、それでも早朝は少し涼しくて、ずぶぬれのままでは体も冷えてしまいます。心配するスタッフに、同じように雨降らしのシーンでお父さん役・笑福亭鶴瓶さんと、はからずもおっしゃっていたことが同じだったんです。お二人とも「むしろ気持ちいいくらいですよ」と笑顔でおっしゃってくださって、役の上での親子とはいえ、お二人の同じ優しさに心打たれてしまいました。
親子なのは役だけのはずなのに
痛いほどのどしゃぶりの雨の中、お互いの頭をよぎるのはまったく違うこと。
取り上げる傘、ともに雨をしのぐ方法を考える半沢さん。同じ銀行員でありながら決して交わることのない半沢さんと大和田常務の道。
権力という傘
たとえ濡れても汚れた傘には入らない
半沢さんは絶対に汚い金貸しなんかじゃない、痛みを知って、いろんな人に出会って、生きたお金の価値を知って。
その雨がやむとき、顔を上げているのは一体どちらか。雨上がりはきっと青空、時は満ち、月も満ちた今日この夜、雨も涙も拭き取って、美しい月を見上げてください。
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【117】09-30
:「半沢直樹」 撮影日報最終回
【116】09-29
:バブル同期組 集結してその絆を再確認
【115】09-28
:中野渡頭取 人事を告げる
【114】09-27
:半沢花 夫の実家とも良好な関係
【113】09-26
:半沢さんの抜けた営業第二部 近藤さんの抜けたタミヤ電機
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:伊勢島ホテル 先代からの脱却
【111】09-24
:黒崎駿一 半沢に借りを返せず
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:岸川慎吾 半沢にすべてを握られる
【109】09-22
:半沢直樹 大和田に土下座をさせる
【108】09-22
:半沢直樹 今夜ついに最終回
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:半沢直樹 100倍返しを宣言する
【106】09-20
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【105】09-19
:半沢直樹 雨の日に大和田と邂逅
【104】09-18
:半沢直樹 中野渡頭取に直訴する
【103】09-17
:半沢花 夫のためにスパイ活動中
【102】09-16
:湯浅社長 半沢の案を受け入れる
【101】09-15
:半沢直樹 黒崎駿一を黙らせる
【100】09-14
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【99】09-13
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【98】09-12
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【97】09-11
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【96】09-10
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【95】09-09
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【94】09-08
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【92】09-06
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2016年4月2日土曜日
半沢直樹 雨の日に大和田と邂逅 「銀行は晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる」。
13:37
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