By Yun Huang Yong
多くの新車にはカーナビが搭載されていますが、オーナーの多くはカーナビではなくスマートフォンを使ってナビを行うことが新しい調査で明らかになりました。
Most drivers who own cars with built-in GPS systems use phones for directions - Oct. 10, 2016
http://money.cnn.com/2016/10/10/autos/car-navigation-frustration/index.html
市場調査企業の J.D. パワーが、新車を購入して90日以内の所有者に対して、新車が搭載する最新の技術、具体的には自動ブレーキシステムや車線維持システムなどのナビゲーション・エンターテインメント・安全等に関する技術についての調査を行った結果を公表しました。
調査ではスコア形式でさまざまな技術に対する満足度を1000ポイント満点で調査しており、平均は730ポイントでした。この中で、自動車のカーナビシステムに対する満足度は、他の技術よりも格段に低い687ポイントだったそうです。調査によると、新車オーナーの3分の2が「自動車にカーナビが搭載されているにも関わらず、スマートフォンやポータブルナビゲーションデバイスでナビゲーションを行ったことがある」と答えています。さらに、約3分の1は「2週間未満で自動車搭載のカーナビに見切りをつけ、スマートフォンやポータブルナビゲーションデバイスでのナビゲーションに移行した」と答えています。加えて、半分以上の人々が自動車搭載のカーナビシステムはまったく使用していない、と回答したそうです。
By IQRemix
調査によると、自動車搭載のカーナビシステムに対する最も多い不満点は「目的地の設定に多くの労力がかかる」という点でした。カーナビではメニュー画面から目的地の住所を入力するか、検索カテゴリからボタンを何度もタッチして目的地を設定する必要があるため、いつになったら目的地を設定できるのかとイライラした経験がある人も多いはず。音声入力機能が搭載されているカーナビもありますが、ボイスコマンドが誤認されれば何度も入力を繰り返す必要が出てくることもあります。また、カーナビのほとんどは運転中の操作がロックされるようになっており、これを不満に思う人も少なくなりません。
現在では多くの自動車がGoogleのAndroid AutoやAppleのCarPlayといった、スマートフォンのアプリケーションを自動車のディスプレイ上に表示するシステムを搭載しています。これらを使えばスマートフォンの簡単に使えるナビゲーションシステムを車に乗りながら使用可能となるわけですが、新車オーナーの多くがそれに気づきさえしていない、とJ.D. パワーは述べています。
By Sam Churchill
2016年10月14日金曜日
新車オーナーの大部分が搭載カーナビに不満を抱きスマホでナビを行っているこ とが明らかに
17:10
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