2016年10月29日土曜日

実は世界初の番組だった! 「いないいないばぁっ!」の凄さ ぶざりあんがんこ


1996年から20年間にわたり、教育テレビで放送されている「いないいないばぁっ!」。今年、20周年という節目を迎え、おねえさん(女の子)も6代目に。 
番組のスタイルは、おねえさんとワンワンの進行はもちろん、15分間の放送、体操と歌を織り交ぜる演出など、番組当初から一貫している。 

ところでこの「いないいないばぁっ!」、世界初となったいくつかの工夫があることを皆さんはご存じだろうか? 

世界初のジャンル「いないいないばぁっ!」

95年9月、NHK放送文化研究所が、2~6歳児の保護者600人にアンケートを実施したところ、「2歳児の半数が毎日2時間以上、テレビを見ている」という結果が出たという。それを受け、NHKのスタッフと学者でつくる「二歳児研究会」が番組制作に取り掛かった、というのが「いないいないばぁっ!」の誕生経緯。 
その半年後、96年4月に放送が開始されたのだが、赤ちゃん番組は国内外で制作例がなかった。そのため、世界初のジャンルの放送となったといえる。

「いないいないばぁっ!」の演出方法

幼児向けということで、他の番組とは一線を画した工夫がされている。例えば、シンプルな画面、ゆっくりとした動きを多く取り入れる。カメラのアングルも極力、固定して対象を追うなど。別のカメラに切り替えて映すと、子どもが違うものと思ってしまうということが、その理由だ。 

世界初を支えるアナザーストーリー

ちなみに番組開始から登場するワンワンであるが、20年間ずっとチョーという声優が演じている。ちなみに、チョーは声だけではなく操演もこなすにもかかわらず、来年には還暦を迎えるというから驚きだ。着ぐるみに入るだけでも大変なのに、あそこまで歌って踊れて、そして声も切らさず演じ続けるとくれば、「世代最強」と称されてもおかしくないだろう。 
チョーはあと何年ワンワンを続けるのだろうかということも、「いないいないばぁっ!」の今後の見どころともいえるだろう。 
(ぶざりあんがんこ)

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