Photo by VTT
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細胞培養で作られているため、見た目はつぶつぶ。果実の中身そのものといった感じだ。タンパク質や食物繊維、抗酸化物質、ビタミンなどの栄養素もすべて作物と同様に含まれている。“タネ”さえあれば、ほかの植物も培養できる。いまのところ、ちょっと味が薄くできあがるみたいだ。
自宅で野菜を栽培できるキットはしばしば話題になるけど、これはもう一歩踏み込んだ技術といった印象。仕組み自体は昔からあるもので、収穫までの時間が劇的に短くなった。
未だ査読が済んでいない研究成果とは言え、ベジタリアンミート(植物性の肉もどき)と同様に、新しい食材として話題になる日はそう遠くないかもしれない。自宅で食料を培養するだなんて、すごい時代だなあとしみじみ思ってしまう技術である。
Licensed material used with permission by VTT’s CellPod
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