http://monomania.sblo.jp/article/183508235.html
【今回レビューする内容】2022年 メッシュ対応無線LANルーターの性能とおすすめ・選び方:メッシュルーター Wi-Fi システム一戸建・マンション 旅館 ホテルなど:設置場所別の性能ランキング:バッファロー グーグル NETGEAR TP-Link NEC ELECOM アイオーデータ
【比較する主な製品型番】BUFFALO WTR-M2133HS/E2S WTR-M2133HP/E2S WEM-1266 WRM-D2133HS/W1S WRM-D2133HS/W1SN WRM-D2133HS WRM-D2133HS/N NEC AM-AX1800HP(MC) PA-WG2600HP/MS Google Nest Wifi snow GA00595-JP GA00822-JP GA00667-JP NETGEAR RBK852-100JPS RBK853-100JPS RBS850-100JPS RBK752-100JPS RBK753-100JPS RBS750-100JPS Orbi WiFi 6 Micro RBK353-100JPS RBK352-100JPS RBS350-100JPS Nighthawk MK62-100JPS MK63-100JPS Orbi Pro WiFi6 SXR80-100JPS
今回のお題
メッシュWi-Fiシステムのおすすめ機種はどれ?
ども!Atlasです。
今日は、2022年6月現在、最新のメッシュWi-Fiシステムの比較です。
各社のメッシュ対応Wi-Fiルーターを、60機以上紹介します。
1・メッシュWi-Fiの比較 (1)
1-1:バッファロー 〈日本〉
1-2:NEC〈日本〉
1-3:ネットギア〈日本〉
2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:エレコム〈日本〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:ASUS〈台湾〉
2-4:TP-LINK〈中国〉
2-5:LINKSIS〈アメリカ〉ほか
2020年末に登場した業界共通規格で、メーカー横断的にサテライトルーターを選べる「EasyMesh」を利用する機種ほか、各社の「独自規格のメッシュ」も広く取りあげました 。
1・メッシュWi-Fiの比較
速度:~ 2492Mbps×2
予算:3万円-7万円
用途:全般に利用可
2・無線LAN中継機の比較
速度:~ 2492Mbps
予算:3千円-2万円
用途:固定設置の端末
なお、無線LANの親機と1対1でつなげる、昔ながらのインフラストラクチャ型の無線LAN中継機 は、記事が別となります。
恐れ入りますが、2回目の記事をご覧ください。
そちらの場合、後で書く理由から、スマホなどには向きませんが、固定して持ち運ぶデスクトップPCやTVなどなら(まあ)問題ないです。3000円程度の予算からで導入も可能ですし、(親機をお持ちならば)予算的には、安くすみます。
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対応人数 家庭向き
回線速度 ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
電波到達距離 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、Atlasの経験をふまえつつ、「基本的な製品の選び方」を紹介していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
ーーー
1・高速な無線LANルーターの比較
速度:1733~ 2402Mbps
予算:7000円~1.5万円
用途:2LDK・一戸建て
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4804Mbps(×2)
予算:1.5万円-6万円
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
3・格安な無線LANルーターの比較
速度:866~1300Mbps
予算:3000円~1万円
用途:1LDK・ワンルーム
4・多人数向けメッシュWi-Fiの比較
速度:~ 2492Mbps×2
予算:3万円-7万円
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
5・おすすめの無線LANルーター 【結論】
=予算別・目的別のおすすめ機種の提案
なお、今回の記事は、このブログの無線LANルーター比較記事の4回目として書きました。
0・メッシュルーターの選び方の基本
はじめに、「メッシュWi-Fiの選び方の基本」を解説しておきます。
メッシュは「最先端技術」として、2020年前後かなり流行しました。
Atlasの友人も、「流行だけで衝動買い」する人がわりといました。
しかし、結論的にいえば、このシステムには、特に家庭用と考えた場合、良い部分のほか、注意するべき部分もあります。
大事なことなので、以下、すこし詳しく説明をしておきます。
0-1・メッシュWi-Fiの良い部分
はじめに、メッシュWi-Fiシステムの良い部分からです。
結構ありますので、順番に紹介します。
第1に、電波の安定性が高まる点です。
メッシュシステムは、網の目のように、親機から、複数の中継装置(サテライト)につながっていきます。
中継ポイントにアクセスが集中した場合、または、電波状態が悪くなった場合、迂回ルートに、自動的に誘導するため、ネットワーク全体において、通信速度の低下が起こりにくくなります。
昔の中継機は、こうした計算ができない仕組みで、基本単線的な「数珠つなぎ」でした。
メッシュシステムは、近年の計算に使う省電力CPUの高度化と、通信速度の向上が生んだ、「革新的なハイブリッド技術」といえます。
第2に、スマホ利用時への快適性です。
メッシュシステムは、ご自宅でスマホを持ち歩いても、通信遮断が起こりにくいです。
なぜなら、電波が弱くなると、最も近い端末に、自動的に接続が切り替わるからです。SSID(ネットワーク名)も、親機・中継装置で同じにできます。
切替時に動画がとまったりもしないので、メッシュはスマホ時代には「便利」です。
こうした部分で、スマホが「すぐ断線してしまう」「電波がいつも弱い」というトラブルの解決については、(中継機と比べて)メッシュWi-Fiの改善度は高いです。
昔の中継機は、断線(ローミングオフ)しない限り、スマホは、遠くの弱い電波を捕まえ続けてしまっていました。
また、固定のPCなどでは、遠くのアクセスポイントへの「誤爆」を防ぐため、部屋ごとSSID(ネットワーク名)を別に設定する必要がありました。
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この違いは、出張や旅行が多い方は、ビジネスホテルや旅館のWi-Fiを思い浮かべると、分かりやすいと思います。
部屋ごとにSSID(ネットワーク名)が違うホテルは「昔の中継機」、ホテル内でSSIDが同じならば「メッシュシステム」に、似ています。
ざっくりした例なので、正確には異なりますけど。
第3に、対応台数の多さです。
メッシュシステムは、基本業務用に設計されています。
そのため、中継装置(サテライト)は5台以上、端末数では50台以上つなげても「安定」するのが普通です。
昔の中継機は、親機1台に対して、2-3台までの増設というのが家庭用では普通でした。
ーーー
以上、メッシュシステムの良い部分の紹介でした。
最近は、一部でDLNAなども対応できる機種がありますし、導入難易度は減りつつあります。
0-2・メッシュWi-Fiのイマイチな部分
続いて、メッシュWi-Fiのイマイチな部分と注意点です。
これもいくつかあるので、順番に見ていきます。
第1に、互換性のなさです。
メッシュWi-Fiのうち 「自社独自」のメッシュシステムを利用する機種は、メーカーの一部の機種としか互換性がないです。
そのため、故障時や後から増設したくなった場合、後継機がなければ「システムまるごと買い換え」です。
メッシュは、通常のWi-Fiより必要なコストは高めですので、これは難点です。
ただ、この部分は2020年末から一部改善しました。
他社機とも互換性が保証されるEasyMesh(イージーメッシュ)という業界規格が登場したからです。
いくつかのメーカー(バッファロー NECほか)が、一部で、すでに対応しました。
ただ、この規格については「複数の機器と接続」できるとだけで、最大接続台数を明示しません。
また、装置自体の性能差もあるので、基本的に、EasyMeshは、上図ように「シンプルな2-3機」で運用する「家庭用」だとは思います。
トラブル発生時に「メーカーサポートたらい回し」になる危険もあるので、買い足したり、交換する場合は、同じメーカーの対応機で揃えた方が無難でもあります。
第2に、価格の高さです。
一式揃えると3万円程度の予算が必要です。
加えて、ルーターは常時稼働する家電です。
消費電力は、入門機でも、1台で15Wほど、サテライト3台で45Wほどの電力を食います。
大がかりになりすぎるとランニングコストが上がること、また、故障時の出費も増えがちなことは、導入前に考えてください。
0-3:メッシュ導入に向くのは?
以上、メッシュネットワークの良い部分とイマイチな部分を書きました。
それをふまえ、結局、どのような方が「メッシュに向くか」、最後に書いていきます。
第1に、旅館などの事業者や、小規模オフィスです。
こうした施設で、ご自分で増設する場合は、言うまでもなく、メッシュネットワークでOKです。
第2に、3階建などの相当広いお家です。
そもそも親機・サテライトを含めて「3台以上入れないと駄目だろう」と想像できる方は、メッシュネットワークでOKです。
第3に、2LDKや2階建て程度のご家庭の場合です。
もともと1台程度のサテライトしか考えていなかったならば、立ち止まって考える必要があります。
なぜなら、Atlasの経験上、メッシュを構築するより、「強力な無線LANルーター親機」を1台増設した方が、トラブルが少なく、改善効果も高い場合が多いからです。
家庭で「電波は届いているが、速度が遅い、安定しない」という悩みを抱える方で、「数年、ルーターを買い替えた記憶がない」という方は、まずは「親機の性能を疑い」、親機だけの買い直し直しからはじめると良いでしょう。
もちろん、いざ親機を買い直して「やっぱり駄目だった!」となると、悲しいです。Atlasも色々な知人の家の設定を手伝いましたが、そういった「哀しい話」は結構ありました。
そのため、「保険」として後で「メッシュを増設可能」な親機を買ってみることを「おすすめ」します。
新規に親機を買って、(引っ越しも考えられず)1年以内に増設するなら、「EasyMesh」でない、各社の「独自のメッシュ」システムな機種でも、良いかと思います。
1・高速な無線LANルーターの比較
速度:1733~ 2402Mbps
予算:7000円~1.5万円
用途:2LDK・一戸建て
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4804Mbps(×2)
予算:1.5万円-6万円
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
3・格安な無線LANルーターの比較
速度:866~1300Mbps
予算:3000円~1万円
用途:1LDK・ワンルーム
このブログの以上の記事では、各社の無線LANルーター各機について、「メッシュ」増設の可不可を調べています。
2LDKや2階建のご家庭で色々考えてみて、この方法が「妥当」だと思われるかたは、後ほど、これらの記事もご覧ください。1-1・メッシュWi-Fiシステムの比較
というわけで、各社のメッシュWi-Fiの比較に入ります。
1・メッシュWi-Fiの比較 (1)
1-1:バッファロー 〈日本〉
1-2:NEC〈日本〉
1-3:ネットギア〈日本〉
2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:エレコム〈日本〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:ASUS〈台湾〉
2-4:TP-LINK〈中国〉
2-5:LINKSIS〈アメリカ〉ほか
3・おすすめのWi-Fiルーター 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
それなりに数があるので、今回は、以上のような順番で、メーカー別に製品を紹介します。
1-1・バッファローのメッシュWi-Fi
はじめに、日本のPC周辺機器メーカーであるバッファローのメッシュWi-Fiです。
同社の場合「自社独自のメッシュ」ほか、先述の、業界共通仕様の「EasyMesh」対応機両方あります。
なお、同社の場合「EasyMesh」対応ルーターが相当数あります。
そのため、そちらは【高速な無線LANルーターの比較】など、一般的なルーターの記事に組み入れて、そちらでだけ紹介しています。
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以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字系で、イマイチだと思う部分は青字系で書いていきます。
【2019年】
【親機+中継装置2台セット】
1・BUFFALO WTR-M2133HS/E2S
¥22,000 楽天市場 (6/25執筆時)
【2018年】
【親機+専用中継装置2台セット】
2・BUFFALO WTR-M2133HP/E2S
¥18,900 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【中継装置のみ】
3・BUFFALO WEM-1266
¥5,598 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi5(11ac)
2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps×2
有線LAN:1000BASE-T ×1
最大増設台数:10機(親機含)
登録可能端末:64機(推奨-20台)
互換性:(同社下位機)
IPv6:対応
WPA3:
WTR-M2133HSは、バッファローの販売するメッシュネットワークシステムです。
新旧両機種ありますが、後述する「ネット脅威ブロッカープレミアム」というセキュリティ機能の有無のみの違いです。
本体サイズは、親機は、幅231×高さ231×奥行70mmです。
丸い円盤形なので、リビングにおくと、良かれ悪しかれ、特有の存在感はあります。
メッシュシステムは、自社方式です。
ここで紹介する自社の対応機に限ってメッシュを組める形式です。
理論値上の通信速度は、帯域によって異なります。
2.4GHz帯電波は、11n規格で最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。
これは(PCスマホで普及していない)256QAMという技術を利用する場合の値ですので、スマホとの通信は、上表に出した「アンテナ2本機」となり300Mbpsです。
ただ、メッシュの場合、中継装置との通信には256QAMが利用できるので、まるきり意味のないわけではないので、400Mbpsとしておきます。
5.0GHz帯電波は、最大867Mbps(約110メガバイト/秒)です。
一方、本機は、2.4GHz帯1セットと5GHz帯は2セットのアンテナ網を持つトライバンド(3バンド)です。
そのため、転送速度を、最大1733Mbpsと表記するサイトもあります。
ただ、2系統同時通信はしないため、最大866Mbpsという表現が正確です。
中継装置は、「受信側」を(到達距離が長い)2.4GHz、「送信側」を(電波干渉に強い)5GHzを固定的に行う「デュアルバンド同時接続方式」です。
したがって、メッシュ通信網を利用する場合、最大でも400Mbps前後しか入ってこないので、通信速度の上限は(理論値で)「最大400Mbps(約50メガバイト/秒)」あたりになります。
実測値は、メーカーによると、2F設置の環境で「221Mbps(約27メガバイト/秒)」ほどとなります。
この値は、中継装置としては「とても優秀」なレベルです。
無線の安定性は、複数の技術が見られます。
第1に、ビームフォーミングです。
これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。
(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。
第2に、バンドステアリングです。
通信の混雑状況に応じて帯域を自動的に変える機能で、Wi-Fi電波の飛び交う日本のマンションには有効な技術です。
第3に、MUーMIMOです。
非対応機の場合、無線LANと接続する際、無線LAN機器が1台ずつしか処理できないために、実際は時間をミリ秒単位で区切って通信しています。
対応機はアンテナ数までの台数の端末と同時通信できます。本機については3台です。
以上、3つは、通信安定性の維持に不可欠な「3本柱」です。
本機の場合、加えて、アドバンスドQoS 「4Kモード」も見られます。
優先する接続を設定できる機能をQOSといいますが、本機は、4K動画の信号を優先させて、動画視聴を自動で安定させる点で、家庭向きには上位です。
そのほか、家電の利用状況(特に電子レンジ)からのノイズを回避させる干渉波自動回避機能なども搭載です。
加えて、本機は中継装置を通しても、DLNAにも対応します。
メッシュではDLNAが処理できない機種もありますが、動画などをストレージに保存している方は、本機なら問題ないでしょう。
簡単設定機能は、業界標準規格のWPSとAOSSに対応です。
そのため、親機の設定が済んでいれば、親機と子機のWPSボタンを押すだけで設定が可能です。メッシュネットワークの構築は、あまり考えずともできるでしょう。
有線LANポートは、端末につき、1つ搭載されます。
1000BASE-T 対応なので、最大(1000Mbps)の速度でつなげることができます。親機は、3ポート搭載されます。
そのほか、他社機同様ですが、IPv6(回線業者に追加料金が必要なものの、プロバイダ側の混雑に強くなる技術)も対応です。
なお、2019年モデルは、Kasperskyと組んで「ネット脅威ブロッカープレミアム」という、セキュリティ機能が組み込まれています。
ただ、1年経過後は2980円の利用料がかかるほか、ウイルス駆除機能はないです。
また、【ウイルス対策ソフトの比較記事】で紹介したような専用ソフトと機能が重複しますし、複数同時に利用することは、PC自体の不安定化につながる場合もあります。
結論的にいえば、このサービスは、(IOT家電のセキュリティまで不安な方は別として )PC関係だけならば不要でしょう。
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以上、バッファローのWTR-M2133HSの紹介でした。
先行した他社機と比較する場合、接続の安定性を高める複数の工夫がある点が、高く評価できます。あまり考えずに、「メッシュネットワーク」が、簡単に構築できるのが「売り」ですね。
なお、この機種の場合、子機は最大9機まで増設可能です。したがって、個人経営の旅館やペンションなどでも導入する意義は高いでしょう。
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【2020年発売】(N脅威ブロッカー付)
【親機+中継装置2台】
4・BUFFALO WRM-D2133HS/W1S
¥25,500 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【親機+専用中継装置2台】【ネット限定】
5・BUFFALO WRM-D2133HS/W1SN
¥14,141 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【2019年発売】(N脅威ブロッカーなし)
【親機のみ】
6・BUFFALO WRM-D2133HS
¥8,668 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【親機のみ】【ネット限定】
7・BUFFALO WRM-D2133HS/N
¥10,780 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi5(11ac)
2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
最大増設台数:10機(親機含)
登録可能端末:64機(推奨-15台)
互換性:(同社上位機)
IPv6:対応
WPA3:
なお、この機種の場合、親機を、廉価版のWRM-D2133HPと組み合わせて利用することも可能です。
ただ、先ほどの親機が5Ghz帯を2系統持ち、さらに、一本が指向性アンテナのトライバンドであるのに対して、こちらの親機は単なるデュアルバンドルーターです。
中継装置の導入目的を考えると、全くオススメできない機種で、「安くないと売れにくい」ため、妥協的に出した製品だと思います。
これならば、親機にお金をかけた方が「まし」でしょうし、選択肢に加えずとも良いでしょう。
なお、Amazon限定型番もありますが、性能はどれも同じです。
新旧両機種ありますが、新モデルのみ先述の「ネット脅威ブロッカープレミアム」が利用可能です。
1-2・NECのメッシュWi-Fi
続いて、NEC(NECプラットフォーム)のメッシュWi-Fiです。
同社は、ルーターはかなり力を入れますが、メッシュはさほど目立ちません。
NECも「自社独自のメッシュ」と業界共通仕様の「EasyMesh」が両方あります。
同社のメッシュは、数が少ないので、今回の記事で同時に紹介しました。
【2020年】
【親機のみ】
8・NEC Aterm PA-WG2600HP4
¥10,978 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi5(11ac)
2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
最大増設台数:9機(親機含)
登録可能端末:18機
互換性:(同社下位機)
IPv6:対応
WPA3:対応
Aterm WG2600HP4は、NECの販売するメッシュ対応Wi-Fiです。
本体サイズは、幅129.5×高160×奥行38mmです。
NECは、小型の高性能アンテナを内蔵するため、筐体は小型です。
メッシュシステムは、自社方式です。
本機のほか、後ほど紹介する「WG1200HP4」という下位機種とだけコンビを組めます。
理論値上の通信速度は、以下の通りです。
2.4GHz帯電波は、最大800Mbps(約100メガバイト/秒)です。
バッファロー機と同じで256QAMという通信量を25%アップさせる技術を利用する場合の値です。
そのため(中継機-親機との間ではなく)スマホPCなどの端末と本機との通信の場合は、上表に出した「アンテナ4本機」の数字通り、600Mbpsです。
5.0GHz帯電波は、最大1734Mbps(約216メガバイト/秒)です。
いずれの帯域も、Wi-Fi5(11ac)で、アンテナも4本です。
一方、本機は、(バッファローと違って)トライバンドではない普通の仕様です。
中継装置は、本機と同じものを中継機として使う場合、速度は、最大800Mbps(約100メガバイト/秒)です。
初期設定では5GHz帯を親機との接続に利用するように設定されますが、2.4GHz帯に変更も可能です。
実測値は、メーカーによると、2F設置の環境で「234Mbps(約30メガバイト/秒)」ほどとなります。
測定環境が異なるので比較できないですが、バッファローと同じほどで優秀です。
無線の安定性は、ビームフォーミング・バンドステアリング・MU-MIMOという、通信安定性技術の「3本柱」は装備します。
その上で独自性として、「オートチャネルセレクト」を装備します。
細かく言えば、2.4GHZ・5GHz双方とも複数のチャンネルがありますが、ご近所のWi-Fiと電波干渉の少ないチャンネルに自動変更する機能です。
NECが昔から「目玉」としている部分で、独自性です。
一方、テレビ視聴に関わる機能は、優先的にTVに5GHz帯でつなげることができる程度です。バッファローに比べて劣ります。また、レンジなどの電波干渉対策もノーフォローです。
なお、安定性の部分で言えば、本機は(角のような)アンテナがないです。ただ、同社のマイクロアンテナ技術に定評があります。
先述のように、実際に実行速度は出ています。CPUは、2コアCPUで、このクラスでは普通です。
簡単設定機能は、WPSのほか、スマホで設定できるらくらくQRスタート 2があります。
バッファローほどではないですが、初心者向けの設定機能は、NECはわりと充実します。
有線LANポートは、4つ搭載されます。
全ポート1000BASE-T 対応です。
そのほか、IPv6にも対応し、大容量データの高速化技術として、IPv6 High Speedの対応も表明があります。
セキュリティは、同社の場合、最新のWPA3に対応です。
iPhoneなども対応がはじまっている新しい暗号化で、一般的なWPA2の通信暗号化より強固で、実際的に突破は無理と言われる規格です。
端末側の対応はむろん必要です。
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以上、NECのPA-WG2600HP4 の紹介でした。
他社では、本体端末から設計しなおされた端末が多いです。そのため、メッシュの後発メーカーとして目新しさは欠けます。
トライバンド仕様でもないですし、やや残念感はあります。
ただ、国内のプロバイダ用機器の最大手として安定感はあるため、この部分を重視する場合は、(普通のWi-Fi5機同様に)選択肢にはなるでしょう。
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【2020年】
【親機のみ】
9・NEC Aterm PA-WG1200HP4
¥5,661 楽天市場 (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi5(11ac)
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×3
最大増設台数:15機(親機含)
登録可能端末:15機
互換性:(同社上位機)
IPv6:対応
WPA3:対応
なお、NECは、メッシュ下位機としてWG1200HP4の販売もあります。
ただ、それぞれの帯域が2×2の水準で、中継機からの出力段階では、理論値でも300Mbps前後です(実測値はその半分)。
とはいえ、そもそもスピードが期待できない2F・3F部分などに設置するならば、これくらいでもOKかと思います。
つまり、親機としてはイマイチながら、メッシュ中継機としてはおすすめできます。
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【2022年発売】
【Amazon限定】
10・ NEC Aterm AM-AX5400HP
¥18,678 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【通常型番】
10・ NEC Aterm PA-WX5400HP
¥15,400 楽天市場 (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
最大増設台数:9機(親機含)
登録可能端末:36機
互換性:(同社下位機)
IPv6: 対応
WPA3:対応
また、最近、最大4804MbpsのWi-Fi6の4本アンテナ機も、同社の自社メッシュに対応になりました。
こちらについては、【Wi-Fi6ルーターの比較記事】でそのスペックを書きました。親機としてより優秀です。
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【2020年】
【1台のみ】
11・NEC Aterm AM-AX1800HP(MC)
¥13,200 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【2台セット】
11・NEC Aterm PA-WG2600HP/MS
¥25,850 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:Easy mesh
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS
最大増設台数:9台
登録可能端末:20台
互換性:Easy mesh対応機
IPv6:
WPA3:対応
一方、NECからは、AM-AX1800HPというメッシュ対応Wi-Fiの販売があります。
本機については、冒頭で書いたEasy mesh規格対応です。
そのため、他社機でこの規格に対応する機種同士ならば、同じネットワークを構築可能です。
本機も、ビームフォーミング・バンドステアリング・MU-MIMOという、通信安定性機能はあります。
ただ、通信速度があまり速くないのがネックで、どちらかというと、親機ではなく「安いサテライト」増設用に使いたい感じの製品です。
1-2・GoogleのメッシュWi-Fi
続いて、GoogleのメッシュWi-Fiです。
「メッシュネットワーク」を企業から家庭に広める世界的契機となったといえる会社です。
最新機は2019年登場の「第2世代」です。
Googleも「自社独自のメッシュ」のみの展開です。
【2019年11月発売】
【本体】
12・Google Nest Wifi snow GA00595-JP
¥14,980 楽天市場 (6/25執筆時)
【本体+中継装置1台セット】
13・Google Nest Wifi snow GA00822-JP
¥31,900 楽天市場 (6/25執筆時)
【中継装置のみ】
14・Google Nest Wifi snow GA00667-JP
¥18,150 楽天市場 (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi5(11ac)
2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
Wi-Fi規格:Wi-Fi 5 (11ac)
簡単設定機能 :WPS
最大増設台数:32機
登録可能端末:100機
互換性:
IPv6:対応
WPA3:対応
Google Nest Wifi は、米国のGoogleが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。
本体サイズは、幅102×奥行102×高さ87mmです。
全く邪魔にならない設置性です。
メッシュシステムは、自社方式です。
自社の端末以外は動作しません。
設置は、15Wの電源アダプターが内蔵され、コンセントに直付けする方式で、簡単です。
理論値上の通信速度は、アメリカ式の表記法で、AC2200という表記です。
2.4GHz帯電波は、アンテナ2本(2×2)で、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。
先述のように、普及していない256QAM変調方式を加味した数字なので、端末との通信時は、上表通り300Mbpsです。
5.0GHz帯電波は、アンテナ4本(4×4)で、最大1734Mbps(約216メガバイト/秒)です。
つまり、2.4GHz帯が1系統、5GHz帯が1系統である、デュアルバンドの製品です。
中継装置(Google Wifi 拡張ポイント)は、(到達距離が長い)2.4GHz、(電波干渉に強い)5GHzを持ちます。
ただし、両帯域ともアンテナ2本ですから、最大で400Mbpsしか出力されない仕様です。
したがって、中継させる場合の、通信速度の上限は(理論値で)「最大400Mbps(約50メガバイト/秒)」となります。
なお、送受信にどの帯域を利用するかは、Googleによって最適化されているため、ユーザーは関与できません。
この点は、「初心者向き」でしょう。
無線の安定性は、ビームフォーミング・バンドステアリングが利用できます。
ただ、その他の独自機能がイマイチです。
ただ、クアッドコアのCPUを採用するなど、ハードは(価格なりに)優秀です。
CPU性能が良いと、一般的に、実効スループット(速度)は高まるため、ある程度期待できそうです。
簡単設定機能は、業界標準のWPS対応です。
特段便利な独自機能はないですが、本機については、難しい設定なしに使えます。
有線LANポートは、1つの端末ごとに、2つのLAN(1000Base-T)があります。
そのほか、Bluetooth 4.2を搭載するほか、Wifi 拡張ポイント(中継装置)は、40mmドライバーながらスピーカーを搭載しおり、Googleアシスタントが利用可能です。
天気などの情報を尋ねるほか、回線速度などの確認も音声で可能です。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。
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以上、Google nest Wi-Fi の紹介でした。
基本的に「AndroidOSの周辺機器」的な感覚で増設できるので、Googleの説明方法に慣れている方にとって、設置は楽です。
逆に、日本の家電メーカーのような説明とは異なるので、PC周辺機器のほうに詳しいような方は、難儀する部分はあります。
他社に比べての強みとしては、セキュリティ設定が容易で強固である点と、Googleアシスタントとの親和性の高さが挙げられるでしょう。
一方、ほぼ同様の速度の製品である、バッファローのWEM-1266と較べると、通信に関わる独自機能の乏しさがイマイチとは言えます。
1-3・ネットギアのメッシュWi-Fi
続いて、アメリカのネットギアの製品です。
日本では、法人に強いイメージですが、やはりそのニーズが多いメッシュ製品は、かなり力を入れています。
同社も「自社独自のメッシュ」が多いです。ただ、ネット配信向けに、格安機で業界共通仕様の「EasyMesh」もみられます。
今回は、同時に紹介します。
【2020年発売】
【NETGEAR Orbi WiFi 6】
【親機+サテライト1台】
15・NETGEAR RBK852-100JPS
¥80,600 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【親機+サテライト2台】
16・NETGEAR RBK853-100JPS
¥118,900 楽天市場 (6/25執筆時)
【サテライト1台】
17・NETGEAR RBS850-100JPS
¥42,418 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps×2
有線LAN:1000BASE-T ×4
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(11ax)
簡単設定機能 :WPS
最大増設台数:3台
登録可能端末:推奨46台
互換性:Orbi WiFi6 シリーズ
IPv6:
WPA3:対応
NETGEAR Orbi WiFi 6 は、ネットギアが販売するメッシュWi-Fiの最新上位機です。
本体サイズは、幅191×奥行71×高さ71mmです。
本体は薄いですが、幅はすこしあります。
メッシュシステムは、自社方式です。
自社のシステム(Orbi WiFi6 シリーズ)以外の製品は同時に利用できません。
特に、ネットギア製品の場合は、昔の「Wi-Fi5シリーズ」と連携は不可という点に注意してください。
理論値上の通信速度は、本機はWi-Fi6なので、同じアンテナ数でも速度がWi-Fi5の場合と異なります。
2.4GHz帯電波は、アンテナ4本で、最大1147Mbps(約144メガバイト/秒)です。
5.0GHz帯電波は、アンテナ4本で、最大2402Mbpsです。
本機は、バッファローの上位機と同じで、5.0GHz帯が2系統あるトライバンド機です。
その上で、Wi-Fi6(11ax)対応なので、同じアンテナ4本でも、Wi-Fi5(11ac)より速度が稼げています。
値段が相当高い機種ですが、通信速度自体は、一般機を大きくを上回ります。
中継装置(サテライト)も、同じ構成のトライバンドです。
したがって、中継装置経由でも、理論上の最高速度は、最大1200bps前後であり、性能は良いです。
なお、先述のようにWi-Fi6 (11ax)なので、対応する機器に対してのみ、最大1200bps前後です。
少し古いPC周辺機器メーカーやスマホの場合、Wi-Fi5 (11ac)でつながります。
ただ、Wi-Fi6の普及は確実に進んでいるため、先行投資の意味は大きいです。
なお、Wi-Fi6 (11ax)について詳しくは、(メッシュではない)【Wi-Fi6ルーターの比較記事】の冒頭で記しています。
インターネット速度は、理論上、2500Mbps(312メガバイト/秒)までだせます。
なぜなら、WAN側(インターネット側)に、2.5Gbpsポートを搭載するからです。
通常のWAN端子(1000BASE-T)のボトルネックとなる1000Mbps(=125MB/秒)を飛び越えられます。
そのため、NURO 10GやAU光10Gなど「10Gbps回線」を引き込んでいる方については、本機の能力を活かせるでしょう。
もちろん、サテライトを経由せず、親機とつながった場合の話です。
無線の安定性は、ビームフォーミング対応です。
加えて、アンテナごと複数の端末に同時通信できるMU-MIMOと、帯域ごと同時通信するOFDMAも装備します。
この2つは、Wi-Fi6の共通仕様です。MU-MIMOはWi-Fi5でもありますが、送信時にも対応する点でより高度と言えます。
バッファローほど多機能ではないですが、水準としては十分でしょう。
簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。
スマホ用のセットアップアプリも利用可能で、設定は容易です。
有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。親機は3ポートです。
そのほか、細かい部分では【Amazon Ehco端末の比較記事】で紹介したAmazonの音声端末に対応します。ただ、現在日本については「準備中」です。
IPv6については、同社は、公式発表として未対応となります。
上級者以外には関係ないですが。
消費電力は、一方、かなりネットワーク部分で「頑張っている」ので、親機で45Wです。
企業向けだと問題にならないでしょうが、注意点です。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。
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以上、ネットギアのOrbi の紹介でした。
値段は高価ですが、Wi-Fi6対応で理論上の速度が速い点で、将来性はあります。
中継装置もトライバンド仕様ということで、バッファローより性能はよさそうです。
通信安定性に寄与する技術は「そこそこ」ですが、速度面の基本スペックが高いので、(将来性を含めて)業務用には割と向くでしょう。
ただし、本機は、最大増設台数は3台で、登録可能端末は46台となります。
値段の割には少なめですが、カバー範囲的に、個人敷設の場合、これ以上必要な方というのは限られるでしょう。2台で、350平方メートルをカバーします。
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【2020年9月発売】
【NETGEAR Orbi WiFi6 Mini】
【親機+サテライト1台】
18・NETGEAR RBK752-100JPS
¥55,345 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【親機+サテライト2台】
19・NETGEAR RBK753-100JPS
¥74,545 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【サテライト1台】
20・NETGEAR RBS750-100JPS
¥32,424 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402+1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
最大増設台数:3台
登録可能端末:推奨46台
互換性:Orbi WiFi6 シリーズ
IPv6:
WPA3:対応
一方、下位版としてNETGEAR Orbi WiFi 6 Mini も発売されました。
こちらも、Wi-Fi6(11ax)に対応するトライバンド仕様の製品です。
理論値上の通信速度は、トライバンド仕様ですが、上位機よりはスピードは落ちます。
5GHz帯は、片側が最大2401Mbps(アンテナ4本)、もう一方が1201Mbps(アンテナ2本)いう変則的な構成です。
2.4GHz帯は、574Mbps(アンテナ2本)です。
その分、値段は安いわけですが、CPU性能が上位機より落ちますから、(アンテナの少なさを考慮しても)同時接続時の接続安定性においては、値段相応の差はありそうです。
消費電力は、その分、30Wと減っています。
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【2021年発売】
【親機1台+サテライト2台】
21・ Orbi WiFi 6 Micro RBK353-100JPS
¥34,141 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【親機1台+サテライト1台】
22・ Orbi WiFi 6 Micro RBK352-100JPS
¥24,036 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【サテライト単品】
23'・Orbi WiFi 6 Micro RBS350-100JPS
¥16,764 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
最大増設台数:3台
登録可能端末:15台 (推奨)
互換性:Orbi WiFi6 シリーズ
IPv6:
WPA3:対応
さらに、ネットギアは、入門機として、以上の2機も発売します。
無線の最大速度は、5GHz帯で1201Mbpsで、2.4GHz帯で574Mbpsです。
要するに、各帯域アンテナ2本のWi-Fi6(11ax)のエントリー仕様です。
いずれにしても、、あまり速度が出ないので、家庭向けの格安エントリー版となります。
ただ、このクラスならば他社機でライバルが多いので、値段次第ではあります。
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【2021年発売】
24・ Orbi Pro WiFi6 SXR80-100JPS
¥65,244 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps×2
有線LAN:1000BASE-T ×4
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(11ax)
簡単設定機能 :WPS
最大増設台数:3台
登録可能端末:推奨60台
互換性:Orbi Pro
IPv6:
WPA3:対応
なお、ネットギアは Orbi Proという別のシリーズもだします。
LANについてlinkアグリゲーションができる機種ですが、これに限っては法人向けで、ほかのサテライトと組み合わせができません。
一般的向けではない点、注意が必要です。
【2020年発売】
【親機1台+サテライト1台】
25・NETGEAR Nighthawk MK62-100JPS
¥20,965 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
【親機1台+サテライト2台】
25・NETGEAR Nighthawk MK63-100JPS
¥30,491 Amazon.co.jp (6/25執筆時)
メッシュ:Easy mesh
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
最大増設台数:3台
登録可能端末:
互換性:Easy mesh各機
IPv6:
WPA3:対応
NETGEAR Nighthawkは、アマゾンなど店舗限定で販売される、同社の格安「エントリークラス」です。
本体サイズは、幅120×奥行12.2×高さ6.4mmです。
ライバルはGoogle機でしょうが、同じように小さいです。
メッシュシステムは、業界規格のEasy meshです。
したがって、他社の対応機をサテライトにしたり、本機をそうしたりできます。
繰り返しますが、Easy mesh対応機は、【高速な無線LANルーターの比較】ほかの、このブログの(メッシュWi-Fiでない)ものを紹介した3つの記事に多く紹介しています。
理論値上の通信速度は、上位機とは異なります。
2.4GHz帯電波は、最大574Mbps(約72メガバイト/秒)です。
5.0GHz帯電波は、最大1201Mbps(約150メガバイト/秒)です。
各帯域とも2本のWi-Fi6アンテナです。
したがって、スマホ・PCなど未対応端末だと、Wi-Fi5でつながるので、一般的な速度(各帯域400/866Mbps)になります。
先述のように、Wi-Fi6は、端末側にはさほど普及していないからです。
中継装置は、上位機は先ほど話したように、トライバンドです。
追加で買う場合、型番としては「MS60」になります。
しかし、本機の場合は、デュアルバンド構成ですから、(端末がWi-Fi6を利用できる前提でも)速度的には、最大400Mbps前後です。
無線の安定性は、こちらもビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAに対応です。
Wi-Fi6対応機なので、(端末側も対応していれば)同時通信時の通信安定性は良い機種です。
その上で、制御CPUは、上位機と同クラスの4コアのCPUです。
入門機としては両スペックですが、どうも、Wi-Fi6対応機は、インテルCPUと組み合わされた、汎用パーツが売られるようで、同じ構成は他社でも見られます。
簡単設定機能は、WPS対応です。
スマホ用のセットアップアプリも利用可能で、設定は容易です。
有線LANポートは、1つの端末ごとに1つのギガビットイーサネットポートが付属です。親機は、これにギガビット級のWANが付くだけで同じです。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。
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以上、ネットギアのNETGEAR Nighthawkの紹介でした。
122 x 122 x 64 mmと小型なので設置性は良さそうです。
ただ、ルーター・サテライトとも、デュアルバンド構成で、遠方の高速化の部分で限界があるのは、注意してください。
後編につづく
メッシュWi-Fiのおすすめは、結論的にこれ!
というわけで、今回は、各社のメッシュWi-Fiを比較していました。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
1・メッシュWi-Fiの比較 (1)
1-1:バッファロー 〈日本〉
1-2:NEC〈日本〉
1-3:ネットギア〈日本〉
2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:エレコム〈日本〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:ASUS〈台湾〉
2-4:TP-LINK〈中国〉
2-5:LINKSIS〈アメリカ〉ほか
3・おすすめのWi-Fiルーター 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
次回の2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかったエレコムなどの製品を紹介します。
対応人数 広い一軒家向き
回線速度 ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★☆
電波到達距離 ★★★★★★
総合評価 ★★★★
その上で、最終回となる結論編(こちら)では、目的別・用途別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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