2016年10月2日日曜日

重い画像の展開速度が最新ノートの3倍以上と高速な最新『DAIV』をレビュー


ジサトラ ハッチ
32GBメモリー&第6世代のCore i7-6700を搭載した『DAIV-DGZ500S1-SH5-CS』

大容量メモリーで効果の反映が爆速と超快適! 作業効率がとてもあがる

 PCは複数の作業を同時に行なうと、メモリーを大量に使用する。たとえば、漫画やイラストを作成するソフトで、レイヤーを多く使って作業した場合などは、メモリーが不足し、作業が重くなる。そんな悩みを解決できるのが、32GBの大容量メモリーと、高い処理能力を有する第6世代Core i7-6700を搭載したCLIP STUDIO PAINT推奨の『DAIV-DGZ500S1-SH5-CS』だ。

プロのイラストレーターがスイスイ作画できると納得!

今回イラストをお願いしたイラストレーターのシングルコイル氏。広告やWeb、出版物などのイラストをさまざまなタッチで描く。特にコミカルタッチのイラストを得意としている。今回使用した環境は、タブレットがワコムの『Intuos Pro small』。ソフトはセルシスの『CLIP STUDIO PAINT PRO』を使用してもらった

 実際に、イラストレーターのシングルコイル氏に使ってみてもらったところ、本機は広い範囲の色の塗りつぶしなどが、すぐに反映できて快適だとのこと。ふだんシングルコイル氏が使用しているワコムの『Cintiq Companion 2』と同じくらいのマウスコンピューター製第6世代Core i5、メモリー8GBのノートPCと比較。比較機ではブラシの反映が2~3秒とわずかにかかり、自分のイメージに合うかどうかの確認に時間がかかったが、本機は即反映されるため、作業の効率化が図れたとのこと。

多重レイヤー環境でも快適

レイヤーが多くなると、ブラシや塗り残し処理が重くなるが、本機では反映がワンテンポ遅れるくらいと高速。今回のイラストは17層とレイヤーが多めだったが、画面の拡大・縮小作業がサクサク進んで、とても快適だったようだ

ブラシの反映がスムーズで◎

CLIP STUDIO PAINTを使い、最も大きいサイズでブラシを反映させたところ、Core i5搭載の比較機では3秒と時間がかかり、作業ストレスがあったが、Core i7を搭載した本機ではほぼ瞬時といって良いほど高速で快適だった。

 また、画像処理の定番ソフトであるPhotoshopも使用してもらったが、CLIP STUDIO PAINT PROよりも範囲の広いブラシ処理が、明らかに比較機よりも遅延なく反映され、快適に作業が行なえた。Photoshopの場合はフィルター処理速度が、グラフィックボードの処理能力で変わる。本機にはコストパフォーマンスが高いミドルクラスのGeForce GTX960が搭載されているため、価格を抑えながら十分な処理性能を有している点も見逃せない。

重い画像の展開も速い!

100層以上のレイヤーを使った約300MBのイラストの展開が、比較機だと約3分半と時間がかかったところ、1分以内と高速。CLIP STUDIO PAINT同様に、ブラシや色の塗りつぶし作業の遅延も少なく、作業ストレスが減少した

 本機は大容量メモリーにより、凝ったイラストを作成する際も、色の反映などが速くストレスも少なく快適だ。高い性能に加え480GB SSDと2TB HDDと保存容量に余裕がありながら、税別15万円以下とコスパも高い。今の環境で漫画やイラストを描くのに、動作が重いと不安を覚えている人は、購入を検討してみてはどうだろう。

イラストの完成品はこちら。マウスコンピューターのゲーミングブランドG-Tune公式オリジナルキャラクター『G-Tuneちゃん』を描いてもらいました。DAIV-DGZ500S1-SH5-CSは高性能なため、背景の色塗りも瞬時に行なえて、作業効率があがり、とても快適だったそうだ

多重レイヤー使用も快適なCLIP STUDIO PAINT推奨モデル

0 コメント:

コメントを投稿