https://www.gizmodo.jp/2025/02/how-super-strong-metal-foam-could-transform-space-travel-and-defense.html
- Margherita Bassi - Gizmodo US
- [原文]
- ( そうこ )
鉄より強くて、アルミニウムより軽くて、銃撃をも跳ね返し、炎にも放射線にも強い。そんな金属ありますか?
発泡金属「CMF」とは
発泡金属とは、ガスによる小さな空間を多量に有する、金属のセル状の構造物(Wikipediaより引用)。この発泡金属のなかでも強度が非常に高い「複合発泡金属:CMF(Composite Metal Foam)」という素材が誕生したのは、10年ちょいまえ。空洞の金属の玉、つまり金属の泡が埋め込まれた金属であり、鉄やアルミなどさまざまな合金を使用することができます。開発したのは、ノースカロライナ州立大学のエンジニアAfsaneh Rabiei氏。
この新素材で、銃弾や爆発、振動に放射線に炎とありとあらゆるもの耐久テストを長年実施してきたRabiei氏。ついに、Rabiei氏の企業Advanced Materials Manufacturingが、正式にCMFの生産を始めました。これによって、多くの業界が変わるかもしれません。
優れた防御力
発泡金属自体は昔からあるものの、Rabiei氏のCMFはそのなかでも自称最強。たとえば、2019年にComposite Structuresに公開された研究では、鉄・鉄(泡も鉄・それを埋め込んだ素材も鉄)の組み合わせのCMF素材で武装された車両が、50口径銃弾や鉄球などを跳ね返すデモが行なわれました。ここで着目すべきは、同じ防御力の鉄鋼武装車と比較すると重さが半分になっていること。
車両の軽量化は、機動力や燃料効率に大きく影響します。
また、2016年の研究(International Journal of Thermal Sciencesに掲載)では、CMFが熱に強いことも明らかに。ステンレスとCMF素材でできた同じサイズの立方体の片側を800度の熱に晒すと、立方体全体が同じ温度まで上がるのにかかった時間は、ステンレスが4分。CMFは、その倍の8分でした。つまり、CMFの方が熱をより効果的にブロックできるということに。2015年の研究では、X線とガンマ線、さらに中性子線まで効果的にブロックできることも証明。
武装素材として、軍事産業はもちろん、放射線の影響を受ける宇宙、危険物質を取り扱う原子力産業、日常的にはより安全な車や電車の車体と本当に幅広い分野に影響を与える可能性があります。
Source: Advanced Materials Manufacturing
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