「半導体決算で明暗」「次世代メモリーMRAM」 注目5本 マネジメント 2025年2月22日 8:00

https://www.nikkei.com/prime/tech-foresight/article/DGXZQOUC211GT0R20C25A2000000

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最近NIKKEI Tech Foresightに掲載した注目記事をまとめ読み形式でお届けします。

今回のラインアップ
生成AIが研究者に　電池や創薬、目指すはノーベル賞級
半導体装置大手、AI需要で最高益続々　中国向けは減速
ルネサスやローム、回復遠く　パワー半導体に中国の影
TSMCとクルマ業界を仲介　半導体設計のGUC、日本に照準
次世代メモリー「MRAM」　スピンの力で超低消費電力に

生成AIが研究者に　電池や創薬、目指すはノーベル賞級

「AI for Science」は、科学研究で用いるAI（人工知能）技術や同技術を研究開発する取り組みのことである。AIで科学研究におけるプロセス全般を自動化することで、材料探索や化合物設計などの科学研究を加速させる狙いがある。…続きを読む

半導体装置大手、AI需要で最高益続々　中国向けは減速

（出所:東京エレクトロン）

AI（人工知能）向け需要を追い風に半導体製造装置メーカーの好決算が続いている。東京エレクトロンやアドバンテストの2024年4〜12月期は大幅な増収増益だった。ただし産業機器や自動車関連は低調で、中国向けも減速に転じるなど二極化が進む。決算発表での各社幹部の発言から市場の先行きを見通す。…続きを読む

ルネサスやローム、回復遠く　パワー半導体に中国の影

（出所:ローム）

産業機器や電気自動車（EV）の市場低迷が長引き、国内半導体メーカーの業績回復が遅れている。ルネサスエレクトロニクスやロームは四半期ベースで減収減益が続き、2025年も大幅な回復は見込みにくい。中国でのインフラ投資減速や地場半導体メーカーの台頭、米中対立の激化など中国を巡るリスクも顕在化している。2024年10〜12月期決算発表での各社幹部の発言を読み解く。…続きを読む

TSMCとクルマ業界を仲介　半導体設計のGUC、日本に照準

台湾積体電路製造（TSMC）を筆頭株主とする台湾の半導体設計支援会社、創意電子（グローバル・ユニチップ、GUC）は日本での事業を強化する。日本法人の技術者を倍増し、自動車やHPC（高性能コンピューティング）向けの半導体設計を仕様策定段階から請け負えるようにする。中国やベトナムにも設計拠点を持つが、米中対立などを背景に日本での設計支援を求める声が増えていることに応える。…続きを読む

次世代メモリー「MRAM」　スピンの力で超低消費電力に

（写真:imec）

MRAM（磁気抵抗変化型メモリー、Magnetoresistive Random Access Memory）は、電子が持つ微小な磁石の性質（電子スピン、またはスピン）を利用して、情報を記録する不揮発性メモリーである。データの保持のために電力を必要としないことから、これまでの数十分の1という低消費電力を実現できる。ただ、それで終わりではなく、これまで電流や電子が主役だったエレクトロニクスから、スピンが主役の「スピントロニクス」時代の幕を開ける技術でもある。そうした新時代の技術では、さらに大幅な超低消費電力を実現できる可能性がある。…続きを読む

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