https://gigazine.net/news/20200714-job-offer-mistake-year-of-experience/
2020年07月14日 19時00分
求職活動においては、ある業務やスキルの「経験年数」が重要な項目であり、実際に多くの求人が経験年数を要件としています。そんな経験年数を「業務やスキルが誕生してからの年数」以上に求めてしまう事例が少なからず存在していると が報じています。
2020年6月27日にIBMが出した求人広告はインドにてクラウドエンジニアを募集するものでしたが、応募要件が「 の管理運用を12年以上経験している」こととなっています。Kubernetesは2014年にリリースされたシステムなので、Kubernetesの管理運用に関する12年の経験を持つことは、2020年においては不可能です。
IBMに限らず、こうした間違いは他にもあるとのこと。ウェブフレームワークの を開発した 氏は「4年以上のFastAPIの経験を求める求人があったが、FastAPIをリリースしてまだ1年と半年しかたっていないので、応募することができなかった」とツイートしています。
こうした誤りのある経歴要件に対し「残業すれば可能だ」という趣旨のツイートも。
経歴の食い違いは求人だけでなく、求職者側にもあるようです。 の非常勤講師である 氏は、2012年当時「17年のウェブデザイン経験がある」と語る28歳のデザイナーを面接したとのこと。デザイナーの話が本当であれば、1995年からウェブデザインを行っていることになります。 は1989年に によって考案されましたが、Boyden氏の「ティム・バーナーズ=リーでも17年のウェブデザイン経験はないですよ」という言葉にデザイナーは「誰ですか?」と回答したそうです。
We interviewed a 28yo designer in 2012 who told us he had 17 years experience designing websites. I said, “Tim Berners-Lee doesn’t have 17 years experience designing websites.”
— lynn boyden (she/her) (@lrb23)
“Who’s Tim Berners-Lee?” he asked.
So yeah. ????
Ramírez氏は「経験年数=スキルレベル」という考えを見直す時期に来ているのかもしれないとコメントしています。
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