2015年12月3日木曜日

120歳まで寿命を延ばすアンチエイジング薬「メトホルミン(2型糖尿病薬)」、ついにアメリカで臨床テストが始まる

引用元(勉強の為に引用しました。):
http://labaq.com/archives/51860721.html

メトホルミン
「いつまでも若々しく、健康で長生きしたい……」そんな願いが叶う日が近づいているのかもしれません。
以前から糖尿病の予防薬として用いられてきた「メトホルミン」に、寿命を延ばす効果や抗がん効果があると、ウェールズ大学を始めとした研究機関が発表しています。
健康な人なら120歳まで生きられるようになるとさえ言われている、このアンチエイジング薬、いよいよアメリカで臨床テストが始まるそうです。
「メトホルミン」はもともと糖尿病患者や予備軍に投与されていた基礎治療薬・予防薬で、1959年にフランスで承認されて以来、世界各国で広く用いられてきました。
ところが処方された糖尿病患者がそうでない人より長生きしていることがわかり、アンチエイジング効果があるのではと注目されたのです。(通常は糖尿病患者の平均寿命のほうが短いため)
その後、動物実験を重ね、動物たちの寿命を延ばしていることが明らかになり、人体でも同様の効果が得られるかの臨床実験をアメリカ食品医薬品局が許可しました。(2016年に開始予定)
現在、この革新的な実験に対する基金集めと、70~80歳で、ガン、心臓病、痴ほう症を患っている3000人のテスターを募集をしています。
にわかに信じがたいこのアンチエイジング薬の実験について、海外掲示板でも多くの意見が寄せられていました。
●このメトホルミンは標準的な糖尿病の薬で、1957年から何百万人が服用してきた。急に出てきた新薬だと思うだろうが、そうではない。

↑まさにそれが理由でこの薬に注目なんだ。
記事によると、
「昨年、カーディフ大学は糖尿病患者でメトホルミンを処方された人々が、糖尿病ではない人々よりも長生きしていたことを発見。本来なら糖尿病患者は平均して8年寿命が短いはず」

↑なぁ、自分は食事に気を配り、運動をし、何年も禁煙をしているのだが、その理由はないのか。

↑自分は薬や酒で体を痛めつけ、食事も悪く、運動もしないが、老人ホームで会おう。

(投稿者)糖尿病患者のためだけに使われていたので、糖尿病患者の寿命が短い傾向があることから、アンチエイジング効果は目立ちにくかったはず。
メトルホルミンを別にしても、アンチエイジングのための治療と言うものは今までなく、今回が初めての試みである。

↑寿命が120歳まで伸びると、目立ちにくい効果ではなく、大幅な伸びだね。

(投稿者)メトルホルミンは健康な人々には処方されてこなかったというのがポイントだ。

●大きいのは、今回初めてアメリカ食品医薬品局が老化を病気のように認定したこと。
調査は5~7年かかる予定で、どんな結果であろうと、他のアンチエイジング研究の道を切り開いたことになる。
世界初の試みのため、この薬が選ばれたのだ。効果が一番ありそうというよりも、最も安全だという理由で。

●余分に30~50年の寿命? もしかしたら半生パート3が見られるかもしれないのか。

●実際は50年ではなく、5~8年くらい寿命が延びる程度だろうが、それでも3~4年ごとに5~8年の寿命を延ばしてくれるものが見つかったらと想像してみる。

●私は健康的な20歳だけど、もう6か月くらいメトルホルミンを服用している……。もう永遠に生きるんだ!

↑処方されたの?

↑多嚢胞性卵巣症候群で処方された。たいていの患者は避妊用ピルを処方されるのだけど、10種類以上を試しても私には効かなかったので、これを次の治療として処方してもらったの。糖尿でも肥満でもないので、なかなか医師が賛同してくれなかったのだけど、頼み込んだら1人の医者が処方してくれた。
その後、吹き出物は消えて、症状は緩和、月経サイクルも完璧になった。気に入ってる。

●副作用だが、(スウェーデンの医療保険の医療用語集から)乳酸アシドーシスが1/10000の確率で発生するようだ。死に至る病気で、一刻を争う。1/10で消化管の痛みなどの合併症をともなうが、こちらは自然に消滅する。

もともと広く用いられてきた糖尿病予防薬のため、副作用やリスクについてある程度判明しているのも、期待されてる一因とのことです。
どんな研究結果が出るのか待ち遠しいですね。

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関連情報
引用元(勉強の為に引用しました。):
http://ncgm-dm.jp/center/info_11.html
ビグアナイド薬と乳酸アシドーシス

(2012.04.02 掲載) (2012.07.26 改訂版掲載) (2014.04.03 再改訂版掲載)

医療関係者向け情報
 ビグアナイド薬(メトホルミン塩酸塩、ブホルミン塩酸塩)は、2型糖尿病の治療に広く用いられるようになった薬剤です。ビグアナイド薬は極めてまれに乳酸アシドーシスをおこすことがあります。以下に示す状態の患者への使用は、乳酸アシドーシス発症のリスクが高いため禁忌あるいは慎重投与とされています。

禁忌(次の患者には投与しないこと)(抜粋)
(1)次に示す状態の患者 [乳酸アシドーシスを起こしやすい]
 1)乳酸アシドーシスの既往
 2)中等度以上の腎機能障害 [腎臓における本剤の排泄が減少する]
 3)透析患者(腹膜透析を含む) [高い血中濃度が持続するおそれがある。]
 4)重度の肝障害 [肝臓における乳酸の代謝能が低下する。]
 5)ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓など心血管系、
  肺機能に高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症状を伴いやすい状態
  [乳酸産生が増加する。]
 6)過度のアルコール摂取者 [肝臓における乳酸の代謝能が低下する。]
 7)脱水症、下痢、嘔吐等の胃腸障害
使用上の注意
慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)(抜粋)
  • 感染症
  • 高齢者
  • 軽度の腎機能障害
  • 軽度~中等度の肝機能障害
  • ヨード造影剤(ヨード造影剤を用いて検査を行う場合には、本剤の投与を一時的に中止すること)
  • 腎毒性の強い抗生物質等(ゲンタマイシン等)
重要な基本的注意(抜粋)
  • まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること
    • 過度のアルコール摂取を避けること
    • 発熱、下痢、嘔吐、食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には、いったん服用を中止し、医師に相談すること。
    • 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には、直ちに受診すること。
  • ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては、本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、検査前は本剤の投与を一時的に中止すること(ただし、緊急に検査を行う必要がある場合を除く)。ヨード造影剤投与後48時間は本剤の投与を再開しないこと。なお、投与再開時には、患者の状態に注意すること
  • 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある。脱水症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 腎機能障害のある患者では腎臓における本剤の排泄が減少し、本剤の血中濃度が上昇する。投与開始前及び投与中は以下の点に注意すること。
    • 腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否や投与量の調節を検討すること。腎機能は、eGFRや血清クレアチニン値等を参考に判断すること。〔国内臨床試験における除外基準は、血清クレアチニン値男性1.3mg/dL、女性1.2mg/dL以上であった〕
    • 本剤投与中は定期的に、高齢者等特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能(eGFR、血清クレアチニン等)を確認し、腎機能の悪化が認められた場合には、投与の中止や減量を行うこと。
  • 肝機能障害のある患者では肝臓における乳酸の代謝能が低下する可能性があるので、本剤投与中は定期的に肝機能を確認すること。
メトグルコ添付文書より抜粋

 頻度は極めて低いものの、ビグアナイド薬服用者の乳酸アシドーシス事例が出ています。乳酸アシドーシス発症例のほとんどが上記禁忌あるいは慎重投与に該当例であったことをうけて、「ビグアナイド薬の適正使用に関する委員会」が、2012年2月1日にこれらの薬剤を安全に使用するための勧告(ビグアナイド薬の適正使用に関するRecommendation)を発表しました(2014年3月38日改訂版発表)。その中で 1) 血清クレアチニン値(酵素法)が男性1.3mg/dL、女性1.2mg/dL以上の患者には投与を推奨しないこと、2)シックデイの際には脱水が懸念されるので、いったん服薬を中止し主治医に相談すること、3) 経口摂取が困難な患者や寝たきりなど全身状態が悪い患者には投与すべきではないこと、4) 原則として75歳以上の高齢者では新規の投与は推奨しないこと、などを述べています。
 これを踏まえ、厚生労働省では2012年3月19日付けでビグアナイド薬の添付文書上の「使用上の注意」を改訂し「乳酸アシドーシス」に関する記載を強化するよう、医薬食品局安全対策課長通知(薬食安発0319第1号)を出し、関係各社はこれに沿ってビグアナイド薬の添付文書の改訂を行いました。

ビグアナイド薬を含め、医薬品は、禁忌・慎重投与を確認して使用してください。

 リンク先
厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知(薬食安発0319第1号)
「使用上の注意」の改訂について
    別紙11 ピオグリタゾン塩酸塩・メトホルミン塩酸塩
           メトホルミン塩酸塩(1日最高用量 750mg の用法・用量を有する製剤)
    別紙12 ブホルミン塩酸塩
    別紙13 メトホルミン塩酸塩(1日最高用量 2,250mg の用法・用量を有する製剤)
    医薬安発第319号(pdf)

日本糖尿病学会ホームページ
「ビグアナイド薬の適正使用に関する委員会」ビグアナイド薬の適正使用に関するRecommendation
http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=20

独立行政法人医薬品医療機器総合機構
医療用医薬品の添付文章情報 > 医療用医薬品の添付文章情報(検索ページ)
http://www.info.pmda.go.jp/

ビグアナイド薬を服用している方へ (患者・一般向け情報)
http://ncgm-dm.jp/center/info_10.html



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