(2015/12/21 13:54)
グーグル株式会社は18日、検索におけるインデックスシステムを調整していると公表した。同じコンテンツであれば、HTTPのページよりもHTTPSのページを優先的に登録するようになる。
グーグルでは、検索結果にHTTPSページを表示させることにより、セキュアではない接続を介したウェブサイト閲覧でのコンテンツインジェクション攻撃など、データの傍受や中間者攻撃を受けるリスクの低減につながるとしている。同社では、「HTTPS everywhere」を提唱しており、2014年8月には、HTTPS対応状況を検索結果の順位を算出する要素の1つにする取り組みに着手している。
インデックスシステムの調整により、同一ドメイン、同一コンテンツにおいてHTTPとHTTPSのページが存在する場合、HTTPSページを選択してインデックスに登録する。条件としては、セキュアではないHTTPページにリダイレクトしない、同一ホスト上のHTTPページへのリンクが含まれていない、サイトマップにHTTPSのURLが掲載されている、サーバーに有効なTLS証明書があるなどの条件を満たすことが挙げられられている。
グーグルでは、HTTPページに対応するHTTPSページのクロールを開始する。HTTPSページがどのページからもリンクされていない場合も、クロールの対象となる。
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