【12月1日 AFP】(写真追加)中国で1日、スモッグが安全基準の24倍近くに達し、国内の数千の工場に閉鎖が命じられた。仏パリ(Paris)で開幕した、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)でも中国のスモッグ問題は暗い影を落としている。
国営英字紙チャイナ・デーリーによると、北京では当局が、汚染度の高い工場2100か所の閉鎖を命じ、人々に屋外へ出ないよう警告した。
北京は灰色の濃い霧に覆われ、肺に深く入り込む有害な微小粒子状物質PM2.5の濃度が、1立方メートル当たり598マイクログラムに達した。米大使館によると、この値は世界保健機関が上限値として推奨する1立方メートル当たり25マイクログラムを大幅に上回っている。
数百キロ離れた山東省の省都・済南でも、1立方メートル当たりの数値は400マイクログラムを超えた。また北京と上海発の空の便は30便以上がキャンセルとなった。(c)AFP
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