2015年11月19日
iPS細胞などからつくった細胞を移植する再生医療の臨床研究で安全性をどう評価するかについて、厚生労働省は18日、ガイドラインを定めるための研究班を設置したと専門家部会で報告した。来年3月までに報告書をまとめ、医療施設が研究を審査する際に活用してもらうという。
研究班はiPS細胞の研究者や生命倫理の専門家ら20人で構成。移植する細胞の安全性を調べるために、最低限必要な検査のほか、投与する細胞の量、病気の種類、患者の年齢などによって、どのように判断していけばよいかについて話し合う。安全性を評価する手法や手順をガイドラインとしてまとめるという。
iPS細胞などを使う臨床研究は、医療施設などが設けた委員会が審査する。ガイドラインを示すことで審査を円滑にするねらいがある。
理化学研究所のグループが昨年9月、iPS細胞からつくった網膜組織を移植する世界初の手術を実施。その際、移植する細胞の遺伝子を詳しく調べて安全性を確認したため、多額の費用がかかった。どの程度まで安全性評価が必要かをめぐり、iPS細胞の臨床応用を目指す研究者から基準を求める声が上がっていた。(合田禄)
研究班はiPS細胞の研究者や生命倫理の専門家ら20人で構成。移植する細胞の安全性を調べるために、最低限必要な検査のほか、投与する細胞の量、病気の種類、患者の年齢などによって、どのように判断していけばよいかについて話し合う。安全性を評価する手法や手順をガイドラインとしてまとめるという。
iPS細胞などを使う臨床研究は、医療施設などが設けた委員会が審査する。ガイドラインを示すことで審査を円滑にするねらいがある。
理化学研究所のグループが昨年9月、iPS細胞からつくった網膜組織を移植する世界初の手術を実施。その際、移植する細胞の遺伝子を詳しく調べて安全性を確認したため、多額の費用がかかった。どの程度まで安全性評価が必要かをめぐり、iPS細胞の臨床応用を目指す研究者から基準を求める声が上がっていた。(合田禄)
0 コメント:
コメントを投稿