https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC018XU0R00C25A4000000/
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AGCは1日、空気中の二酸化炭素(CO2)を従来の5分の1のエネルギー消費量で回収する液体を開発したと発表した。大気中に含まれるCO2のほか、工場の排出ガスから出るCO2も回収することができる。会社や工場のCO2排出量削減につなげる。2035年までの事業化を目指す。
空気から直接CO2を分離して回収する化学吸収液を開発した。液体にCO2を吸着させ、液化天然ガス(LNG)が気化する際に発生する熱を使って吸収液とCO2を分離させる。回収したCO2は地中に埋めるなどし、空気中のCO2濃度を下げる。
従来の技術では吸収液とCO2を分離させるためにセ氏100度近くまで温度を高めなければならず、多くのエネルギーが必要だった。LNGを使うことで約25度で分離でき、消費エネルギー量を5分の1に減らせるという。
大気中には約0.04%、工場の排ガスには5〜20%のCO2が含まれており、脱炭素社会の実現に向けて、回収方法について各社が研究開発を進めている。
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