長めのブロンドヘアーが自慢だった11歳のジャクソンくんは、ある日、大きな決断をしました。
ガン治療の影響で髪が薄くなり始めた、大好きなおじいちゃんを元気づけるため…彼は、自分の頭髪をすべて剃り落とすことにしたのです。
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その行動は、勇気に満ちた素晴らしいものでした。
しかし…
ある日ジャクソンくんは、心無い生徒から、学校でこんな言葉をかけられます。

「おいハゲ! お前、ガン患者みたいな頭してんな」

自身の気持ちも、おじいちゃんの尊厳も踏みにじるような暴言。
彼はたまらず、校長のティム・ハドリー先生に相談しました。

するとティム先生は、児童を集めて緊急集会を開くことを決定し、ジャクソンくんの母親に、あるお願いをしたそうです。
私たちは、このイジメについて、真剣に取り組むことを決めました。
確固たる信条を持って立ち上がり、支持の姿勢を明確に示さなくてはなりません。
だから、ジャクソンくんのお母さんに頼んで、「バリカン」を貸してもらったんです。

そして、後日。

子どもたちの目の前で、ティム先生は、ジャクソンくんにバリカンを手渡し、言いました。



「それで、私の髪の毛を剃り落としなさい」

みるみるうちに、ジャクソンくんと同じヘアースタイルになっていくティム先生。
友達の中には、「やっちまえ、ジャクソン!」と声援を送る子も(笑)

まもなくして、散髪が完全に終わると、その場にいた生徒たちから、惜しみない拍手が沸き起こりました。

ティム先生は語ります。
リーダーは、正しい道を知り、進み、指し示す者でなければなりません。
個人的な指導は一切行いませんでしたが、後に何人かの生徒が、ジャクソンくんに謝罪したそうです。

素晴らしい先生に恵まれ、勇気を取り戻したジャクソンくん。
なにより彼にとっては…おじいちゃんがこの一連の出来事を知り、非常に喜んでいたことが、嬉しくてたまらなかったといいます。