沢尻エリカが3年ぶりに主演を務めるドラマ「母になる」(日本テレビ系)が4月12日にスタート。ケーキに顔を突っ込むといった体当たりの演技で視聴者からの評判は上々のようだ。
その沢尻が演じるのは19歳で北海道から上京してきたという役だが、当の道産子たちからは大ブーイングがあがっているという。北海道出身のライターも憤りを隠せないと語る。
「特に問題なのは沢尻が墓参りをするシーン。沢尻は雪原にポツンと3基ほど立っている墓を訪れますが、あのように周りから孤立した墓など見たことがありません。普通はちゃんとした墓苑になっていますし、山間部では人家からさほど遠くない山中に墓所を設けるもの。このシーンからは『これが北海道らしい景色』という意図が透けて見えるんです」
ほかには、沢尻が編み上げのブーツを履いていることも北海道では有り得ないという。あれで雪道を歩いたら隙間から水が浸み込んでくるほか、靴ひもが凍ってしまうとほどけなくなるのだとか。北海道の女性はスタイリッシュな長靴タイプのブーツを履くとのことだ。
「モノローグでは『真っ白な雪道をカサッカサッと音を立てて歩く』と語っていますが、これも間違い。誰の足跡もついていない雪道なら、小麦粉を踏むようなキュッキュッという音が鳴るんです。この調子で北海道に関する考証ができていないなら、北海道出身というキャラ設定はやめてもらいたかったですね」(前出・道産子ライター)
今後のストーリー展開で、北海道出身という設定に必然性は生まれるのか。沢尻の演技には道産子の厳しい視線が送られそうだ。
(金田麻有)
0 コメント:
コメントを投稿