ディスカッションは、和気あいあいとした雰囲気で、楽しそうな笑い声が聞こえることもありました。ディスカッションの時間を終えると、いくつかのグループに発表してもらいます。次のような意見が出ていました。
・タスクが漏れない ・効率化できる(段取りよくできる) ・途中でチェックができる ・進捗・全体把握ができる ・ナレッジを共有できる ・目標があるとモチベーションにつながる ・同じ作業をしなくて済む ・「何をしたらいいか分からない」という不安がない
いずれも大切なことですが、講師より、特に重要な3つについて解説をしていきます。
・ゴールを明確にする
計画は、登山に例えられます。頂上へ行くにしても、どの山へ登るのか明確にしなければ道も決まりません。ビジネスの世界では「在庫管理をIT化することで物流リードタイムを短縮しよう」といった目標が立てられます。また、短縮する場合にも「5日かかっていたものを3日に」といった具体的なゴール設定が必要です。
・進め方を明確にする
引き続き登山に例えると、山頂を目指すために9時には3合目、10時半に7合目…という目安が必要です。実際のプロジェクトでは、進捗管理やマイルストンに該当します。どこかのタイミングで天候を確認し、雲行きが怪しければ引き返すという判断をする場合もあるでしょう。
・効率よく進める
たとえば登山道が2つあった場合、最短距離で、無理・無駄なくたどり着くことを前提に道を決めます。そのためには、社内外で類似の成功事例を探し、参考にすることも有効です。過去に一度も類似の例がないプロジェクトというのは少ないものです。
最後に、計画が不要な仕事についても解説しました。たとえば、完璧なルーチンワーク(定常業務)で、これまでどおりに進めればまず成功するものが該当します。ただし、昨今の変化の激しいビジネス環境では、そのようなルーチンワークは減少しているという現実もあるでしょう。
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